とんかつを愛するということ

ひれかつ御飯

2月某日、揚げ物が好きだ。

以前、からあげは国民食云々という記事を書いた。からあげが皆の国民食だとしたら、とんかつは自分という個人が愛するべき対象、そう家族とか恋人とか。

昔勤めていた会社は都内のオフィスビルにあり、昼食は概ねそのビルのテナントとして入っているレストランや近隣のお店でとっていた。

その頃の僕といったら欲望のままに食べたいものを食べたいだけ食べるというスタンスであったため、和幸のとんかつ、じゃんがららーめん、ファストフードの3枚でローテーションを組んで回していた。

夜は夜で外食(漏れなくお酒付き)が多く、そんなカロリーを摂取しまくる荒んだ食生活は確実に自分の身体に余分な良からぬモノを蓄積するので、今よりも3~4kg程度体重も多かったし、そこはかとなく腹の周囲がダブつき気味になっていたものだ。

その会社を辞めて転職する際に、ついでにそんな食生活に終止符を打ち、結婚して家庭を持ったので今は無謀な食事はしていません。齢もそれなりに重ねているので体も持ちません。

まぁしかし、そんな程度の体重増加で済んで良かったと今では思う。未だ20代だったので代謝も良かったのだろう。加えて悲鳴を上げなかった胃腸に感謝。ついでに丈夫に産んでくれた親にも感謝。

もう今ではファストフードなんて余り食べないし、あれほど良く食べていたこってり系らーめんも、現在は町の中華料理屋の麺か、ラーメン屋でもさっぱりしたらーめんの方を好むし、それも週に何度も食べたくはならない。

とんかつに関してもそれほど頻繁には欲さない。たとえば休日出勤している自分へのボーナスとか、そんな程度でも構わない。しかし、ロースからヒレに嗜好が移った今でも、とんかつに対する愛は不変。

とんかつに関して特に「この店!」というこだわりはない。とんかつ好きを標榜している以上、本とかに掲載されている名店もいろいろと行ってみたいが、どこにでもあるチェーン店でも安定感があって良いと思う。昔も今も僕は和幸好きである。ご飯・キャベツ・味噌汁おかわり自由に懐の深さを感じずにはいられない。地元であればやっぱり勝烈庵だね。

さて、とんかつと向き合うにつき、特に留意すべきポイントは以下の点。

  1. 昼のピーク時は避ける
    昼ピー過ぎ、余裕を持って作ってもらえる時間帯を狙う。油が交換されることも期待。
  2. ソースを堪能する
    お店のソースをつける。大根おろしとか、味噌とかに浮気しない。
  3. キャベツをとにかく食べる
    揚げ物の免罪符。これもドレッシングではなくとんかつ用ソースでいただく。
  4. 味噌汁はおかわり一回
    塩分過多になるのを避けるべし。のどの渇きは水で潤す。
  5. ご飯はなるべくおかわりしない
    とんかつ1切れ、ご飯1杯という食べ方は若いうちだけにする。
  6. ロースも楽しむ
    嗜好が変わっても、たまにはロースを愛でてやる。ヒレ・ロース盛り合わせというコンボ技も視野に入れる。

あとはとんかつを五感で味わい尽くせばよい。

くどいようだが揚げ物の中でもとんかつを愛している。いや、愛というよりもむしろ執着、あくなき探究心、終わりなき旅。いつか自分で究極のとんかつを作って食べてみたい。

いや、本当にどうでもよい投稿ですみません。でも書かずにはいられなかったんだ。

おしまい。


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