Brico は器用仕事とも訳されるフランス語の Bricolage から名付けました。
「いつか何かの(誰かの)役に立つ」モノを寄せ集めてカタチにすれば、まだ気づかない新しい価値を見出せるかも知れない。
ありあわせの材料とアイデアで暮らしを豊かにする事を目指して。
Brico は器用仕事とも訳されるフランス語の Bricolage から名付けました。
「いつか何かの(誰かの)役に立つ」モノを寄せ集めてカタチにすれば、まだ気づかない新しい価値を見出せるかも知れない。
ありあわせの材料とアイデアで暮らしを豊かにする事を目指して。
3月某日、海はコシ〜ハラsetムネで大混雑。お手頃サイズで楽しめそうなコンディションであるものの、ずっとここしばらく海に出る気持ちにならない。ちょっと前までは休日出勤も多く時間的制約で無理だったのだけれど、そのサイクルがそのまま引きずってしまっているのか、まだまだ寒い季節だからなのかは良く分からないけど、もう少し暖かくなったら気分も変わるだろうか。
右手の薬指が朝起きたら動かない、いわゆる「ばね指」が出ているのも理由なのかも知れず、腱鞘炎のようなものと理解しつつも後日鍼灸院の予約を入れた。指が動かしづらい状態がひどくなった場合には当然仕事にも影響が出てきてしまうので、47才も目前だしそろそろ身体のケアも必要な年齢に差し掛かってきたのでしょう。
さて、お昼は何食べよう。
3月某日、朝は何とかもっていた空も昼前にはぐずり出し、気温も上がらず冷たい雨の降る土曜日。2年間くらい借りていたボードを先輩に返却(ちゃんとワックスオフした)し、先日肝CT検査を受けた総合病院へクルマを出す。なんでも、当日診療費を払い過ぎたとかで、いくらか返金してくれるそうだ。
二千円近く戻ってきて、それを原資にランチをいただくことにする。病院の中には一度行ってみたかったレストランがあり、担々麺と散々悩んだあげくカツカレーをチョイスしてみる。カツカレーって、とんかつのみでルーには他の具が入っていないパターンが多い気がするけれど、出てきたカツカレーにはすじ肉もいくばくか入っていてちょっと嬉しくなった。とんかつは小振りだけど…
ちょうどジムニーシエラで来ていたこともあって、ついでに1週間の食料買い出しをしようと懇意にしているスーパーへ向かうことにする。雨も降っているし桜もまだ咲かないので鎌倉・湘南界隈はそれ程混雑しておらず、気持ちよく西鎌倉の高台を駆け抜けてスーパーマーケットでお買い物をし、鎌倉山を抜けて長谷の家へ帰宅するいつものコース。来週くらいには桜の蕾が綻び出すそうだから、この辺りの道を走るのは春の訪れを目で楽しめてさぞ気分が良いだろう。
今夜はしゃぶしゃぶ(牛豚盛り合わせ)をする事にした。
3月某日、わんさかと短納期の原稿がやってきて、マネジメント業務をほっぽり出してフロントエンドの作業に没頭する期間が始まる。さすがに10件を超える案件をほぼ同時にハンドリングしながらコーディングするとなると、いささか祭りの様相を呈することになりそう。
社内外で大きなトラブルなく、作業に集中できる環境をください、という雰囲気のオーラを醸し出しながら乗り切りたい。
まずは明日からの所定休日、法定休日は確保できたから良しとして、家に帰ってお酒でも飲もう。
3月某日、韓国で開幕したMLBの盛り上がりを尺をとって伝える朝のニュースを出かける直前まで観ていたら、最後に水を差すような仰天かつ残念な速報が流れる。なんでも大谷翔平の通訳氏が違法賭博でドジャースから解雇されたらしい。大谷とのほのぼのしたやり取りが頻繁に報道されていたので、まさかあの人が、と驚いたのだけれど、「あぁ、やっちゃったね。残念だ」という印象に留まらない。氏が個人的にやらかしたのであれば、それほどモヤモヤは残らない気がするのだが、報道されている内容が事実なら大谷のお金を勝手にギャンブルに注ぎ込めたというのが謎。通訳だけでなく身の回りのサポートもしていたのだろうけれど、口座の管理まで任されていたのかなぁ?これから司直の手に委ねられるのだろうが、一通訳者としては氏が有名人になり過ぎた感があるので、氏が罪を償った後に行き過ぎたバッシングなどを受けなければ良いなぁと行き過ぎた心配をしてしまう。
2024年のシーズンが始まった大谷本人が野球に集中できる環境になれば良いし、本人への大きなスキャンダル扱いにならないことを祈るのみ。これ以上飛び火延焼しないと良いね。
そんな鬱屈した状態で会社へ向かっていたら、電車の中で一斉に緊急地震速報がけたたましくiPhoneから鳴る。埼玉や栃木で震度5弱を観測したそうで、こちらも心配が尽きない。
ただ平穏に過ごしたいだけなんだけどな。
3月某日、昼から都内へ向かい、国立新美術館で開催されているアンリ・マティスの展示をゆっくりと鑑賞できた。色彩の魔術師と言われるだけあって、色鮮やかな配色の妙に感嘆する。
実は2012年にニースを訪れた際に、現地のマティス美術館で鑑賞しているはずの絵画が多かったので、初見では無いはずなのだが、やはり観る側も年齢と経験を重ねているせいか、新鮮に感じるところが多かったように思える。地中海に面した南仏は光の射し方、空気が日本で感じられるそれとは全く異なっていて、ここで暮らしていれば沢山の幸福感を享受できるのだろうな、となったのが思い出される。鎌倉とニースは友好姉妹都市ということもあって、似ているところもあるかも知れないので、もっと鎌倉ならではの風土を五感で受け止めてみよう。
良い休日の過ごし方になった。明日からも頑張ろう。
3月某日、ここ最近の気分はクラシックな装いへの回帰路線である。制作の新人として現在の会社へ入社した2005年ごろは、業界としては珍しくクリエイティブ職であっても男性はネクタイ着用という不文律というか暗黙の了解があった。クライアント先に赴いて積極的に対面での打ち合わせをすべし、という企業風土があったためだが、元々いわゆるフォーマルなコーディネートは好きだったので、スーツないしジャケット&スラックスにネクタイ締めて、という服装で業務に励んでいたのである。
時は過ぎ、僕自身会社の雰囲気にも慣れてきたところで、少しずつ世の中の常識が変化すると共に装いも崩れていく。まずネクタイをしなくなる。朝に鏡の前で結び目を気にする事が無いので楽だし、仕事中もリラックスできる。次に特に夏場は靴下を履かなくなる(インビジブル化)。これも蒸れ蒸れの足元が心地よくなることこの上なし。そしてスラックスではなく、ある程度綺麗なシルエットのパンツを履くようになる。素材にもよるけど皺とか汗とか気にせず、履いたらすぐに洗濯できるのが良い。さらにスニーカーを履くようになる。雨を気にせず、靴磨きしなくて良いから本当に楽。で、暖かくなったらもうポロシャツで通勤するようになる。これがここ20年弱の変遷である。
数年前からのコロナ禍より、クライアントとの打ち合わせもリモート会議が増えてきたし、特にここ最近は世の中の勤め人の服装はとにかくカジュアルになってきていて、セットアップでもテック素材のやつなんかが台頭してきている。足元はニューバランスを見かけることが多いかな。いや、ニューバランスばかりだな。
周りがそうなってくると、元来天の邪鬼な僕はむしろゴリゴリのフォーマル路線に舵を取り(原点回帰)、ネクタイを締めるようになってきた。むしろ今はこれが少数派で差別化できるというもの。現在の好みとしてはドット柄やペイズリー柄のネクタイを結び目小さく、タブカラーシャツやレギュラーカラーシャツ&ネクタイピンなんかを合わせて気持ちを上げて出勤している(自己満足)。先日は久しぶりにスーツを買ってみたし(しかもダブルブレスト)。この夏は気合い入れて限界までネクタイを締めていたいと思っている。
年々暑くなる日本の夏に耐えきれず、汗っかきな僕は結局ポロシャツのお世話になると思うけれどね。
3月某日、近所のアンティコ・ロンディーノで用意した生ハムの盛り合わせと共にいただくワインを横浜の高島屋地下で物色する。
タイユヴァンで少し値がはるものの上等なプロヴァンスのロゼを見つけて買ってきた。今月のおすすめワインということで、日本でよく売っているありがちなロゼの安っぽさは一切感じられない。
僕たち夫婦はとてもロゼが好きなので、もっと日本でも沢山取り扱ってくれたら良いのに、と常々思う。2012年ごろに旅したコート・ダジュールの夏に想いを馳せつつ、あっという間に空にしてしまった。
日本酒も良いけど、改めてワインの良さを感じた夕べとなったのだった。また買おうかねー。