1月某日、現地視察と3回目の打ち合わせをしました。ビルダーさんと共に現況の古屋に実際入れてもらい、2階の窓からの見え方や斜面の雰囲気などを確認し、写真で記録した後に若宮大路沿いのデニーズで打ち合わせ。
新たに2プラン提示してもらいました。
ひとつはこれまでの流れに沿った内容のプランです。しかしアトリエスペースが2階の南西側に配置されているので、もしかしたら秋冬で太陽の位置が低い時期などはまぶしくなってしまう可能性があるようです。macで作業をする際にあまり太陽光が入りすぎると支障をきたすかも知れません。また、1階部分の廊下も長く、2階からトイレに行くのに少し距離があるかもと思いました。
もうひとつのプランは少し方向性を変え、これまで南に向けていた視野を斜面のある東側に向けたものです。90度角度が変わることにより、間口と奥行きの関係が反転していました。キッチンはシンクのみアイランドとして配置し、ダイニングテーブルをアイランド横に置くイメージです。これまではキッチン・ダイニング・リビングと奥から連続していたLDKを、間口が広くなったことによりキッチンとダイニングテーブルを一体化させ、リビングを脇へ連ねるというプランになります。見慣れていないプランだったので少し戸惑いがありましたが、よくよく考えてみると、2階のLDKへ上がってきたときの空間の広がりやダイナミックに斜面を借景として生かせそうな雰囲気が徐々に見えてきました。建物の形状も素直な長方形になるのでコスト面も期待できそうです。また、都内の狭小住宅を設計する手法をとったということで、1階に廊下を設けずに玄関ホールから階段・トイレ・洗面脱衣室・主寝室へ入れるプランになっています。廊下が無くなったぶん、主寝室とウォークインクローゼットに余裕ができ、WIC+土間として使用できるスペースとなりそうです。かなりの収納が期待できそうなので、モノの多い我が家にはぴったりかも知れません。さらにWICから洗面脱衣室へ扉を設ければ、主寝室から直接浴室へ行く動線も確保できます。
2時間ほどの打ち合わせの結果、これをベースにするので良いのではないかという結論に至りました。もうすぐ正確な測量があがってくるようなので詰めていけそうです。プランさえ決まれば、次は僕らがずっと妄想している具体的な仕様の話になってくるのではないかと思っています。
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