まだ見ぬ未来の同僚たちへ

3月某日、当社では昨年より人員拡充のためいくつかの職種で正社員を募集している。社のウェブサイトからでも要項をよく読んでいただいた上でダイレクトに応募できるものの、メインは契約している転職エージェントを経由しての書類選考から始まる。

市場で中々動きの少ないニッチな専門職なので、若い人であれは一から教えながら育てるつもりで「未経験者可」として母数をなるべく幅広くしているのだけれど、応募書類の大半は惨憺たる内容である。

未経験者であればせめて「なぜこの職種を志望しているのか」は書いて頂かないと、どういうつもりで当社に応募してきたのかがさっぱり分からないのだ。採用される気ある?と首を傾げる毎日。

想像するに、転職活動用にある意味汎用化した当たり障りの無い応募書類を手当たり次第各社に送りつけていると踏んでいる。あるいは、採用担当者に興味をもたせる=自分を売り込む書き方そのものを学ぶなり調べるなりをしていないのだろうか。

もちろん、中には非常によく書けているなと思う人もいるので、若いから、とか、そういう世代だから、とか、売り手市場だからという話ではないだろう。

と、まぁそういう状況なので、ちゃんと熱意のある志望動機さえ書いてくれれば、それだけできっちりと前向きに読むことをお約束する。

書類選考を通すかどうかは別の話だけれど。


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