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11月某日、とうとう担当Hさんに長谷の土地の購入意思を伝えました。なんといっても決め手は魅力的なエリアと価格であること。不退転の覚悟というのでしょうか、腹を括って妻とGOサインを出すことにしました。
この時点では未だ口頭で伝えただけだし、手付金支払いや契約もしていませんが何となく一歩を踏み出したような、そんな気がしました。
勉強半分、冷やかし半分で土地探しを始めてから4ヶ月、自己資金を貯めてから40歳くらいまでには家を建てたいと思っていましたが、これも出会いか。土地探しは余り時間をかけずに終焉を迎えた模様です。
続く…
11月某日、藤沢の不動産屋オフィスで長谷の土地について担当Hさんと打ち合わせをしました。詳しい土地の情報を開示してもらいました。メインの議題は斜面を背負う旗竿地ゆえに、建物を建てられる有効敷地面積を知りたいというもの。未だ正確な測量が上がっていないため、あくまで概算ですが以下の条件、数字が出ました。
つまり建てられる建物の最大値は53.55平米×2階で32坪強の大きさになることがわかりました。とはいえ、そんなに大きな建物を最初に建ててしまうと建築費が嵩むので、最初は20~22坪くらいのこじんまりとした建物になるイメージでしょうか。そこから増築したり、ロフトを作ったりできれば良いと思っているので、この土地は充分な面積が確保されているようです。
また、ローンと月々の支払い概算も出してもらいました。今住んでいる北鎌倉の借家の家賃からプラス2万円ほど見越しておけばじゅうぶん建てられるだろうとのことです。もちろん、建売の家と違い、土地を購入してから、建物を設計・施工するので当然上物によって数字は変わってきますが、希望しているホームビルダーのもとで22坪ほどの建物を建てた場合想定される金額です。
家賃より住宅ローンの返済額の方がやや大きくなりますが、一昨年結婚式を挙げたときに発生したブライダルローンでは現在月々3万円弱返済しているので、それを繰上げ返済し、その額を充当すれば住宅ローンとして返済できます。俄然現実的になってきました。
お金の面でも購入を見送る要素が無くなってしまい、あとは意思のみになりました。しかし売主の都合もあるらしく、あまり判断を先延ばしにすることができません。人気のエリアですから、今後市場へ出れば今回の土地は価格も手ごろなのでおそらく即決まってしまいます。23日の勤労感謝の日まで仮押さえしてもらい、熟考の上購入意思の有無を伝えるということにしました。
11月某日、気持ちの良い秋晴れの日曜日に、長谷の土地を紹介されました。
長谷は鎌倉から江ノ電で3駅、かの有名な鎌倉大仏や長谷寺などの史跡に加え、最近は海に近いこともあってか、カフェや雑貨店が増えてきており、古さと新しさの混在する面白い地域です。
大仏のある高徳院の裏手は両側が山となっていて長谷大谷戸(おおやと)と呼ばれる閑静な住宅街が広がります。今回紹介された土地は路地に入ったつきあたり、背後に谷戸の斜面を背負うロケーション。旗竿状の土地ですが、路地のつきあたりのために囲まれている感は低減されるのではと思いました。
何より、1年中観光客でいっぱいになる長谷でも、ちょっと路地に入ることによりとても静かで良い環境だと感じました。気になる価格もどうやら目標の近似値。うん、分相応。無論、分筆前で正確な土地の境界などは未定だし、売却希望価格も世の中に出る前の段階での紹介です。しかし、不動産のような大きな買い物は、「出会い」と「勢い」だと周囲の経験者は言いますし、懲りずにまた購入の話を進めてもいいかなと思いました。
そこで不動産屋担当のHさんへ下記の確認。
旗竿状の土地の場合、売りに出されている土地の面積が大きくても実際には「旗」の部分に家屋を建てることになるので、「旗」の面積を算出しないと建てられる建物のキャパがわからないのです。また、接道している「竿」の部分も重要です。前方道路に2m以上接していないと当然家を建てられない土地という扱いになるし、また前方道路の幅と「竿」の長さでまたまた「旗」部分に建てられる面積に影響が出る場合もあるそうです。ちゃんとその辺りを確認しないと手を出してはいけません。
とりあえず、続きます。
10月某日、この夏以降2ヶ月ほど、冷やかしではなく「真剣に買う」モードで材木座の土地のお話を進めてみました。結果として今回は見送りになったのですが、色々と勉強になりましたね。
何といっても全ては初めての経験。自分たちに足らないもの(具体的に現在動かせる金額)というものも見えてきたし、気に入った土地でしたから残念は残念なんですが、縁というかタイミングが悪かったということで次回に持ち越しです。
土地から探して家を建てる際に僕らが見落としていたのが、土地の購入時に住宅ローンが実行された後、家を施工して入居するまでは住宅費(賃貸なら現在の賃料、持ち家なら月々の住宅ローンですね)が当然ダブルでかかるということ。もちろん潤沢に自己資金があれば問題ありませんが、じっくりと、あーでもないこーでもないと建物部分の細かい仕様を詰める作業をやっているうちにあっという間に数ヶ月から下手すると1年くらい経ってしまうでしょう。
うーん、自己資金大切。ちょっとここ1年以内に、抱えているローンとかを精算し、細々とした家計の使途不明金などを無くす作業をしましょう。そしてある程度まとまった現金を用意して、いつでも土地に出会ったときに動ける準備をしようと思った次第です。
今回は見送りましたが、引き続き土地を巡る冒険は続くのでした。
以上。
10月某日、18号。関東に上陸は本当でしたね。朝出勤する段階ではもう晴れ間も覗いていたので、多少電車が遅れるくらいか?と思ってました。北鎌倉の駅へ着くと横須賀線普通にやってきたのでこりゃ楽勝ムード。
しかし東海道線・京浜東北東京方面が全滅。東京へ向かう人並みが押し寄せた影響で京浜急行もあえなく撃沈。各駅停車ながらも何とか東横線がかろうじて動いているという状態でした。
いつもすぐに運休になる横須賀線は日頃の汚名を晴らすべく、止まっている東海道線を尻目に横浜方面へ。
そんな我らが横須賀線の独壇場は、短かった・・・。僕が乗っていた列車は保土ヶ谷という何とも中途半端な場所で運転見合わせ。
天候も回復していたから再開までそんなに時間かからないだろうと思っていたら、まさかの3時間見合わせ。風速が規制値を超えているため、多摩川を渡ることができなかったようです。初めて通勤に4時間もかかりました。
改めて思ったけれど、三浦半島から湘南地域は、通勤を考えると天候に左右されやすいですね。出張とか無い日で良かった。
これからも台風絡みなどで遅刻 or 欠勤が往々にして良くあるんだろうなぁ。