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12月某日、妻からのアイデアで玄関扉を引き戸タイプにするのも面白いかなと思うのです。家のイメージにマッチするのであれば良いかも知れません。
何となくプランよりもこのような詳細仕様ばかりイメージが膨らんでます。これじゃ話が進まない?
年が明けたらちゃんとプランを固めないといけないですね。
12月某日、毎日の生活の中で使用する洗面や浴室、また時には来客も使用するであろうトイレも気持ちの良い空間にしたいと思っています。ペーパーや洗浄器具などが散在しがちな水まわりをすっきりとさせたく、以下の内容の要望を出しました。
洗面脱衣所:造作で洗面収納棚をつけたいです。具体的には扉表面がミラーになり、内部に整髪料などが入れられるように奥行き20cm くらいの棚を洗面台上に作ってほしいです。また、リネン収納としてタオルや洗剤、シャンプーなどのストックを入れる棚を作ってください。
浴室:谷戸という土地柄、湿気対策は重要なポイントになると思います。可能であれば、2面に開口部を設け、風が通る(換気対策)ようにしてほしいです。
トイレ:トイレ収納を造作して欲しいです。扉付きの棚で、掃除道具やペーパーのストックが入れられるようなものを希望します。
洗面収納やトイレ収納は住宅設備メーカーの既成品もたくさんあります。しかし、家全体のイメージと合わないようであれば造作してもらおうという趣旨です。でも予算との兼ね合いもありそうですね。
12月某日、第1回目の打ち合わせの際に宿題として持ち帰った作業スペースのイメージが湧いてきました。ちょっとしたアトリエっぽい雰囲気にして、リビングの中に小屋として作る感じはどうだろうかと思っています。そこに足踏みミシン(所有している年代物)やmac、プリンターを置き、壁面には書棚を造作してもらいます。そして、小屋(アトリエスペース)部分は独立した部屋として作ったり、完全に壁として仕切るのではなく、小屋の窓(扉?)のような開口部があるイメージ。また、小屋部分の天井は無く、吹き抜けで良いと思います。
かなり抽象的な内容です。伝わるかな?
12月某日、銀行からの融資の話を不動産屋さんにお任せし、いよいよ建物のプランを進めることになりました。ビルダーさんの自宅兼事務所で1回目の打ち合わせです。前回のプランから1階の子ども部屋および2階トイレを削って、述べ床面積を72.87平米(約22坪)に落とし込んでくれた銀行用図面を元に、あーでもないこーでもないとあっという間に2時間ほど経って打ち合わせ終了。課題も見えてきたので、いくつか宿題として持ち帰ることにしました。
ポイントは、やはり2階のリビングをいかに快適な空間にするかということ。料理は夫婦ともにするし、東京から鎌倉へ転居してきてからは友人を招いて家の中でパーティ的なことをする頻度が増えたので、LDKにはこだわりたいと思います。そして夏は涼しく冬は暖かい家にしたいです。しかしなるべくエアコンには頼らないで風と光の入る家でありたいとも思います。ビルダーさんから提案されているのは薪ストーブ。ぜひとも採用したいと思っています。
課題1
将来ロフトを増床したいので、そこに上がるための階段ないし梯子の位置関係も今から入れておきたい。
課題2
家事や趣味、妻の独立も視野に入れて作業スペース(アトリエ?)を確保したい。また、所有する本が多いので、収納力を上げたい。
課題3
リビングからそのまま出られ一体感のあるウッドデッキを採用してほしい。掃きだしの開口部に引き込み窓も検討。
平面図から立体を想像して、動線や見え方を考えていく作業はなかなか楽しいです。また、現在所有している家具の寸法も必要になってきます。大きなものとしては冷蔵庫、洗濯機などの白物家電、テレビ、ソファ、テーブルなどは置く場所や相対的な配置がある程度決まっているので、プランを練る際は重要なファクターになってきます。寸法は採寸後、メールで送付することにしました。
12月某日、僕らのように土地を購入して家を建てる際の資金を融資してもらうために銀行へ申請するには、どのような建物を建てる予定ですという計画が必要になります。土地は金額が出ているので「ここを買いたいので貸してください」とそのまま審査に出せますが、まだ建ってもいない建物の分も融資してもらうには、土地を担保にしつつ、「こういうのを建てたいので、建物にはこれだけお金がかかりますよ。だから融資してね」という内容で審査してもらうということのようです。
長谷の土地はビルダーさんも「静かな環境で良いですね」と言ってくださり、銀行審査用に仮プラン(平面図)を作ってもらいました。
■1階:45.54平米
玄関・主寝室・子ども室・トイレ・洗面脱衣室・浴室
■2階:38.92平米
LDK・トイレ・バルコニー
いただいた銀行用図面は述べ床面積が84.46平米(25.55坪)で僕らが想定しているより大きな建物です。試算では資金オーバーしてしまいそうなので、一回り小さく図面を引きなおしてもらうことにしました。めいいっぱいの建物にして内装などの品質を落とすくらいなら、小さくて資金の許す限りこだわった家を作るというコンセプトで行こうと。
プラン的に削るべくは2点。まずトイレは2つあればそりゃ便利だろうけれど、別に一個でも良いかなと思っています。
子ども部屋に関して、未だ子どものいない僕らは、初めは子ども室が無くてもあとからロフトなどで増床すればいいかなぁと思っています。だいたい子どもが一人で寝るようになるのって生まれてからも数年先のことだし、20数年経てば独立していなくなってしまうかもしれません。なので、「子ども部屋」に対してそんなに力を入れず、状況に応じて柔軟に対応していける家ならば良いなぁと考えています。
でも、こうして図面が上がってくるとテンション上がります。相当。
12月某日、住宅という高額な買い物をキャッシュでどーんと払える甲斐性など持ち合わせていない僕たちは、当然住宅ローンを利用します。誰でもほいほい貸してくれるわけではなく、当然それなりの審査があるわけで、サラリーマンであれば年収とか勤務先とか車のローンやクレジットカードを含む借り入れ情報とかの情報を元に、融資の可否が決まります。ローンの完済や融資額低減などの条件がつく場合もあるようです。
土地の契約を終えた僕たちは、銀行の融資を受けるべく審査に必要な書類を用意しました。役所へ書類をもらいに行くので、平日に会社を休んで行かなくてはなりません。必要なのは、住民票(家族全員本籍以外続柄記載)・印鑑証明書 ・課税証明書・現在返済中の明細 ・収入に関する資料源泉。中でも課税証明書なんて役所で初めて申請しました。ちゃんと税金を納めていますよ的な書類です。いろいろ勉強になります。
こうやって赤裸々に僕らの収入を初めとするパーソナルデータが銀行に流れていきます。わざわざ有給休暇を利用して書類を用意したので、どうせなら満額回答をいただきたいものです。
11月某日、藤沢の不動産屋オフィスで土地の契約をしました。
お世話になっている担当Hさんと、新たにTさんが加わり、まず重要事項説明がありました。宅建の勉強を少しばかりしていたので、重説内容を理解するのに役立ちました。興味があることはやっておくと損はないですね。
そしていよいよ契約書にサイン・捺印です。大きな買い物なので少しくらいは躊躇したり緊張するかと思いましたが、目まぐるしく流れ作業のようにポン、ポン、ポンと印鑑を押していったのであっという間に終わった印象を受けました。
それでも決して少なくはない手付金を支払うと、少しずつ実感が。もう後には退けません。なお、こういった不動産の契約にはだいたい「特約」なるものがついています。契約をしたものの銀行の融資審査が通らなかった場合は契約が白紙になり、手付金も戻ってくるといったものです。「まぁ審査が通らなかったら通らなかったで仕方ない、どうせ手付金も戻ってくるし」と割り切って、契約を終えました。
順調ならば、2月には融資実行、土地が更地となって引き渡され、同時に住宅ローンも始まる予定。大家さんが人から銀行へ変わるのだと思えば気楽なものかと。これで少しずつ建物の設計に取り掛かれます。非常に楽しみです。
気がかりなのはローンの審査のみ。通るのかね。