シャツを仕立てる。

3月某日、現職に就いてから8年余り、何とこの4月から役職を拝命することになりました。最初に辞令をいただいた時、うちの会社も冒険するなぁと思ったのは事実ですが、まぁモチベーションが上がったことは否めず。同時に責任も感じる訳で、フラフラしてないでちゃんとしてなきゃいかんな、と思うところ。

職種というか、業界的にカジュアルな服装で会社へ行けそうな気もするのですが、あろうことか我が社はビジネススタイルが基本。同僚も皆スーツを着ているし、僕もネクタイを締め、入社当初の頃は一応スーツで毎日出勤していました。
でも何かお店で売られているスーツの生地感がペナペナな感じがして段々と気分に合わなくなり、また大概スーツのズボンからダメになっちゃって背広単体だけまだ着られるのに、っていうありがちなパターンにも嫌気が差し、ここ最近はジャケットとスラックスをセパレートで買って着る、いわゆるジャケパンで出勤することがメインになっていました。
しかしながら前述の通り、今後は客先へ出ることも増える事が予想され、なるべくパリッとスーツを着た方が良いのかなぁとも思うところ。ただ如何せんセレクトショップとかで売られている吊るしのスーツを買う気にもなれないので、テーラーで生地から仕立てる事に興味が湧いてきました。
テーラーでスーツを仕立てるなんて、どっかの大企業の重役とか大学教授とかっていうイメージが強く、敷居がものすごく高いと感じがしますね。行ったことも無いし。
そのため、いきなりスーツを仕立てるという気概も甲斐性も持ち合わせてはいないので、まずはテーラーなるものに入門、気軽なところでシャツなんぞオーダーしてみようと港町・横浜のとあるテーラーへ初潜入してきました。
門前払いされるかもという不安は杞憂に終わり、気さくな店主が実は同い年だったりして3時間もお喋りしながらシャツの生地を選び、採寸をしてオーダー完了。
ブルーのロイヤルオックスフォード生地でセミワイドカラーという、至ってシンプルなオーダーにしました。テーラーで仕立てるというスタイルが気に入れば、次の秋冬にいよいよスーツをオーダーしてみたい。
少し値が張るので頻繁に買い揃える事など出来やしませんが、嗜みとして少しずつ揃え、気に入ったものを直しながら長く使用したい。技術が高く、センスの合うテーラーと出会えれば、一生自分のスタイリストになるんだろうなぁという感想です。
3週間後の仕上がりが楽しみなところ。

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