1月某日、新年1本目は新たな年の幕開けにふさわしい群馬県の龍神酒造から尾瀬の雪どけの新年御用酒。磨き39%は感謝を込めたサンキュー仕様とのことで、お祝いの席にふさわしい縁起物のお酒。
尾瀬の雪どけシリーズは何をチョイスしても間違いなく、日本酒好き、特に純米大吟醸好きにはたまらない日本酒と言えましょう。
12月某日、妻が海外遠征中のため、しばらく一人暮らし(+トイプードル1匹)。週末だし、自邸から一番近いイタリアン「biotecca」でソロディナーを楽しむことにしました。
前菜盛り合わせは鎌倉野菜、カボチャのポタージュ、生シラス、プロシュートなどが贅沢に盛られていてビールからワインへ誘ってくれる一皿。
メインのビステッカ(牛炭火焼ステーキ)。今日は「いわて門崎丑」を熟成でいただくことに。赤身も日によっては用意がありますが、僕はもっぱら熟成肉をチョイスします。適度に余分な脂が抜けている感じで噛み締めるたびに凝縮された肉の旨味を五感で味わうことができ、満足の逸品。
オーナーシェフは長年海に入っているベテランサーファーなので、毎度海の話にも花が咲くのですが、最近日本酒がとても気になっているということで、秋田の銘柄酒をいくつかおすすめしてみました。お店で出せる(がっつりした肉に負けない)お酒をちょっと一緒に探してみましょう。
11月某日、先日の休日にトリッカーズのリペアを出すためにユニオンワークス銀座店へ。
ちょうどお昼時になり、別件で都内へ出ていた妻と合流して「何食べる? とんかつ食べる? 檍(あおき)行く?」という形式上の話をしまして、名店「とんかつ檍」へ再訪です。
コロナウイルスの新規感染者数も落ち着き、天気の良いお出かけ日和ということもあってか銀座にもかなりの人が戻ってきている感じ。ビルの地下にひっそりと佇む檍もしっかりと行列していました。
1時間弱並んで着座、並んでいる時に予めオーダーしていたので、ほとんど待つことなくリブロース(400g)が目の前にやってきます。迫力の厚切りっぷりによだれが止まりません。大きすぎてキャベツ見えないし。
個人的にはピンクのヒマラヤ塩との組み合わせが一番好み。あとはオプションの茎わさびとの相性も抜群に旨い。一緒に出てくる豚汁も安定の味わい。味のアクセントとしてキャベツはソースでご飯と共にいただくのが自分スタイル。銘柄豚「林SPF」が醸し出す脂の甘みを噛み締めつつ、淡々ととんかつと対話すること30分(我々夫婦は揃って食べるのが遅い)、幸せな気分と共にフィニッシュしました。お腹いっぱい。ありがとう。
反省点:これはこれで非常に美味しいのですが、以前秋田の多勝で一番大きなサイズを食べた時と同じく、特大サイズではなく300g程度に抑えていた方が火を入れるバランスが良くなるのかもかなぁという印象。いつも欲望のままに大きなサイズをオーダーしてしまいますが、お腹が減っていたら次回こそは300gの特ロースまたはカタロースに海老フライを添えるなんていう、小粋な注文を是非ともしてみたいと思います。