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  • 第4回自邸プラン打ち合わせ

    2月某日、今回は北鎌倉の我が家にビルダーさんを招いて打ち合わせをしました。前回の打ち合わせで固まりつつあったプランを、測量があがり土地形状が書かれている図面に落とし込んで確認をしました。

    プランそのものに前回から大きな変更は無く、少しずつ細かな内容の確認をしました。例えば、今回建てようとしている家は2階のLDKが主役になる予定なのですが、アイランドキッチンの大きさを、実際に今住んでいる家のキッチンと比較してメジャーでこのくらいまでというように体感しながら修正していく作業でした。

    依頼主(我々ね)の家で打ち合わせをすると、持っている家具や荷物の量が分かるのと同時に、どのような生活空間やライフスタイルを持っているか、また求めているかということを直に肌で感じることができるとビルダーさんは述べておりました。だからわざわざ余り片付けるようなことをしないで、出来るだけ普段通りの状態にしておいてください、と。なるほど、確かにその通りだろうなぁ。

    でも我が家はここ最近散らかっていたので、さすがに打ち合わせ当日の朝に慌てて多少は掃除と片付けをしました。。。

    前回、今回の打ち合わせを経てマスタープランになってきたので、次はいよいよ立面図を起こしてきてくださるそうです。それを基に窓の配置や建物の具体的な仕様の話になってきます。

    そう。土地は紆余曲折を経ていまだ彷徨っている感じなのを尻目に、建物は順調に進んでいるといった状況です。早く土地の件が落ち着いてほしいデス。。

  • 土地の境界確認を行う

    2月某日、分筆が終わり、ようやく土地の境界が決定したので2月20日の朝、立ち会い確認をしに現地へ行ってきました。

    斜面のあるコンクリートの壁に沿って通路ができ、奥に家が建つ典型的な旗竿状の土地です。通路は駐車場として使うのがメインですが、建物につながるアプローチなのでうまく造りたいですね。

    今回の境界決定でまたも新たな事実が出て来ました。もともとの図面では下の写真にある構造物(金網のフェンス)手前からの敷地だと思っていたのですが、今回測量をして分筆作業を行った結果、敷地面積にはコンクリート擁壁とフェンスの間の土地も一部入っているとのことでした。その結果、建物を建てる予定のエリアには影響がありませんが、アプローチ部分が想定していたよりも若干細くなる部分が出て来ます。測量図が上がってくるまで分からなかったことでした。

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    普通車を2台ゆうゆうと駐車するのは少し大変ですが、一応不可能ではないのでOKとしました。そもそも今クルマないし、買ったところで鎌倉をスルスルと運転するには小さいクルマになります。友人達もお酒を飲む人が多いので、遊びにくる際は電車・バス利用を勧めましょう。

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    東側の斜面。2階LDKからダイナミックに見せられるようにしたい。

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    建物部分の土地から斜面を平行に眺める。

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    斜面の上の方はこんな感じ。

    竹や熊笹が自生しているので、露出しているコンクリート部分もそのうち緑に覆われるのではないでしょうか。どうせなら斜面もまるまる景色として楽しめる家にしたい。

  • どこまでが自分の土地なのか?

    2月某日、長谷の土地をちゃんと手に入れるには、分筆が終わらないことには始まりません。そもそも「分筆」というのは一つの(正式には一筆の)土地をいくつかの土地に法的に分割することです。なんでそんな回りくどいことをするかというと、例えば以下のケースがあると思います。

    大きな土地を持っている人がいて、その人が土地を売りたくなった。しかし、土地面積が大きいということはそれだけ価格も高くなるので、お金持ちしか手が出せない物件になってしまう。そこで土地をいくつかに区切り、一つあたりの価格を安くして売ろう(つまり切り売り)。

    ちなみに、今回標準的なサラリーで生活している僕らが土地を取得できそうだという話になったのも、このように分筆された(切り売りで安くなった)土地だったからともいえます。

    よくよく調べてみると、きちんと登記されるまでは正式に分筆されたことにはならないということです。

    「ここからここまでは私の土地です」と主張するためには、土地の形が正確に計測されていることと、それを元に正確な図面が整備されていることが前提になります。自分がどこからどこまでの土地を所有しているのかを明確にして、境界紛争などが起こってしまうのを未然に防がないといけません。今回のように分筆登記をする場合は、原則として分筆後の土地の全て(自分のところだけではなく)について地積(土地の面積)の求積方法、筆界点間の距離、筆界点の座標値を明らかにしなければいけないらしいです。

    ちなみに以前は分筆する土地だけ地積の求積を行い、残りの土地については、便宜上、元々の登記簿に記載してある面積から分筆する土地の面積を差し引いて登記申請することができたようです。しかし現在は「全ての土地の地積を求めなければならない」ので、もし分筆前の地積と分筆後の地積に整合性がとれない場合は、「地積の更正の登記」の申請をしてからでなければ分筆登記をすることができなくなったようです。つまり元々の登記簿(全体)に記載されている数値に不備があった場合、分筆を繰り返すとそれだけ誤差が大きくなり、全体として地図や測量図等がどんどん不正確になる可能性があるから、分筆した結果数値が合わなかった場合は、まず全体を今一度求めてから割ってくださいよということですね。

    また、分筆のために測量する際は、隣接者と境界の立会い確認を行い地積測量をするということです。そして、境界標がない点や新たに分割する線には杭や金属標などの永久的な境界標を設置しなければなりません。いろいろと手順を踏んではじめて境界がはっきりするのですね。

    とりあえず僕たちの現状といえば、正式な測量がやっとこさ終わったところのようです。奥側に背負う斜面部分の所有者が法人らしいのですが、残されているのはそことの境界を示す書類に印をいただくということらしい。ということは、あともう少しで境界が法的に決定するという立ち位置だと思われます。分筆まであと少し。なんだか土地を手に入れるって大変な作業のようです。

  • 土地の分筆完了に時間がかかり、決済・引き渡しが遅れる

    2月某日、不動産担当のHさんより電話があり、土地部分の決済・引き渡しをどうやら遅らせなければならないようです。予定では2月18日に土地部分の決済が完了して、めでたく長谷の土地を取得するはずでした。しかし、土地の分筆を正式に完了するのが遅れており、1週間から10日ほど先延ばしにせざるを得ない模様。なんだか悶々とした日々を過ごしそうです。

    もちろんこの期間、建物設計の打ち合わせは余り影響なくどんどん進められます。「余り影響なく」というのはどういうことかというと、分筆が正式に終わっていない=土地の境界線が確実に決定しているわけではないので、建物を建てられる部分の境界も正式には決まらないのです。なるべく大きな建物を建てようと、めいいっぱい敷地を使って設計している場合、仮に想定よりも境界が削られたら今までのプランを変更しなければならない恐れが出てきてしまいます。ただし、僕らのコンセプトが(予算の都合もあり)「小さくて気持ちの良い家」、つまり最初からめいいっぱい建てることを想定していないので、設計はほぼ順調に進められるようです。

    でも心配なのは、銀行の融資実行が延期になること。当然のことながら、銀行から融資を受けるには不動産登記簿謄本や不動産売買契約書、重要事項説明書、建物平面図云々といった物件を確認する為の資料が必要になります。しかし分筆が完了していない現在、各書類に書かれている土地の境界線や土地面積の数値はまだ公式に認められていない状態ということになります(たぶんね)。つまり、銀行絡みの現状は「土地の境界決定が遅れている」ので、「融資実行・決済・土地部分引き渡しが遅れる」ということになっていると思われ。

    ということはだ、2月の金利でローンを始めるはずだったのが3月にずれ込む可能性もあるということでしょうか(今のところよく分かっていない)。仮にこれからハイパーインフレが起き、3月の金利が高騰したらどうしよう?

  • 第3回自邸プラン打ち合わせ

    1月某日、現地視察と3回目の打ち合わせをしました。ビルダーさんと共に現況の古屋に実際入れてもらい、2階の窓からの見え方や斜面の雰囲気などを確認し、写真で記録した後に若宮大路沿いのデニーズで打ち合わせ。

    新たに2プラン提示してもらいました。

    ひとつはこれまでの流れに沿った内容のプランです。しかしアトリエスペースが2階の南西側に配置されているので、もしかしたら秋冬で太陽の位置が低い時期などはまぶしくなってしまう可能性があるようです。macで作業をする際にあまり太陽光が入りすぎると支障をきたすかも知れません。また、1階部分の廊下も長く、2階からトイレに行くのに少し距離があるかもと思いました。

    もうひとつのプランは少し方向性を変え、これまで南に向けていた視野を斜面のある東側に向けたものです。90度角度が変わることにより、間口と奥行きの関係が反転していました。キッチンはシンクのみアイランドとして配置し、ダイニングテーブルをアイランド横に置くイメージです。これまではキッチン・ダイニング・リビングと奥から連続していたLDKを、間口が広くなったことによりキッチンとダイニングテーブルを一体化させ、リビングを脇へ連ねるというプランになります。見慣れていないプランだったので少し戸惑いがありましたが、よくよく考えてみると、2階のLDKへ上がってきたときの空間の広がりやダイナミックに斜面を借景として生かせそうな雰囲気が徐々に見えてきました。建物の形状も素直な長方形になるのでコスト面も期待できそうです。また、都内の狭小住宅を設計する手法をとったということで、1階に廊下を設けずに玄関ホールから階段・トイレ・洗面脱衣室・主寝室へ入れるプランになっています。廊下が無くなったぶん、主寝室とウォークインクローゼットに余裕ができ、WIC+土間として使用できるスペースとなりそうです。かなりの収納が期待できそうなので、モノの多い我が家にはぴったりかも知れません。さらにWICから洗面脱衣室へ扉を設ければ、主寝室から直接浴室へ行く動線も確保できます。

    2時間ほどの打ち合わせの結果、これをベースにするので良いのではないかという結論に至りました。もうすぐ正確な測量があがってくるようなので詰めていけそうです。プランさえ決まれば、次は僕らがずっと妄想している具体的な仕様の話になってくるのではないかと思っています。

  • 沈黙を破る

    1月某日、実はずいぶんとblog更新をしていませんでした。というのも色々と理由がございまして…。

    材木座の土地を見に行ったときに、金銭的に現実を知り、まぁゆっくりと貯金でもしながらなんて気長に考えつつ、土地の紹介は受けてました。

    そうこうしていたら、ポンと我々にも何とか分相応な条件の土地が見つかったもんで、懲りずに話を進めてみました。

    資金がちょぼちょぼな僕らに銀行が果たして融資をしてくれるか不安だったので、しばらくこちらに記録するのを控えていました。

    中途半端に盛り上がっておいていざローンを組もうとしたら門前払いとかになったら格好悪いし、そんな醜態を明けっ広げに公開するのも如何なものかと思いまして。

    しかし、どうやら具体的に鎌倉に家を建てるという話が現実味を帯びてきたので、再開します。

    あとから見ても分かるように、一応日付に沿って出来事を過去配信で記録していきます。

    これから忙しくなりそうです。

  • 第2回自邸プラン打ち合わせ

    1月某日、2回目の打ち合わせをしました。前回プランおよび年末にこちらから出したいくつかの要望をもとに3プラン提示していただきました。

    変更点として、1階の主寝室には新たにウォークインクローゼットを設けていました。LDKのポイントとなるキッチンですが、シンクのみアイランドとして独立させるプランを採用したいと思っています。後から増床する予定のロフト、昇降用梯子も書かれていました。リビングの中にアトリエというイメージもちゃんと伝わっていて、3つのプランともよく考えられた内容だなと感じました。さすがプロ。

    ダイニングとソファとテレビの関係性に苦心されたらしく、とりあえずソファの正面にテレビがある必要は無い旨を伝えました。これはライフスタイルの問題でもあるのですが、どちらかというと、朝なんか特にニュースなどをダイニングテーブルで見ながら朝ごはんを食べるイメージです。友人が訪れてきて、パーティなんかをやるときも、中心はソファではなくダイニングテーブルになるような気がします。お酒も飲むしね。

    ソファは結構本を読んだり、ぼーっとしていたいときに座っている気がします。あとは昼寝するとき。だから、あいているスペースにソファを置ければそれでいいと思うのです。設計する側としてもソファとテレビを切り離してプランを考えていくと、もっと自由度が広がるということでした。

    また、ウッドデッキの位置を斜面側にしてプライベート性を高めるなどの改善点が出て終了しました。

  • 銀行からの融資の審査結果は・・・?

    1月某日、不動産屋さんにお任せしていた資金計画、つまり銀行からの融資の審査結果が出ました。銀行ローンとフラット併用でどうやら通過したようです。

    担当Hさん、Tさんは「基本的に審査は通ると思ってますので大船に乗ったつもりで建物の話を進めていてください」と言ってくださっていたのですが、大きな額の融資だけに審査が通るのかどうか不安でした。何より、建物設計の話をビルダーさんと進めておいて「ローンだめでした」と白紙撤回、ご迷惑をおかけしてしてしまう事態を恐れていたのでひとまず安心しました。

    これで正式に土地の契約が履行されることになるので、いい意味で後戻りできなくなりました。前進あるのみ。Yes, we can.

    ちなみに融資はOKだったものの、さらに優遇金利を勝ち取るべくHさん、Tさんが銀行側と引き続き折衝してくれているとのことです。僕らの未来はある意味二人のパフォーマンスにかかっています。ぜひともがんばっていただきたいです。

  • 玄関扉を引き戸にするという選択肢

    12月某日、妻からのアイデアで玄関扉を引き戸タイプにするのも面白いかなと思うのです。家のイメージにマッチするのであれば良いかも知れません。

    何となくプランよりもこのような詳細仕様ばかりイメージが膨らんでます。これじゃ話が進まない?

    年が明けたらちゃんとプランを固めないといけないですね。