8月某日、群馬県桐生市で開催された桐生八木節まつりに友人二人と参加してきました。三人とも人混み嫌い、祭りなんてもってのほか、というキャラクターにもかかわらず、ひょんなことから僕が昔から八木節のリズムが好きだという話で盛り上がり、群馬の桐生でこんな祭りがあるらしいぞ、という情報を入手して一泊二日で旅行に行こうという、何ともレアな機会に恵まれたわけで。
午後の早い時間に会場へ着くと、特に楽しみにしていた粋翔大やぐら近くに陣取ることができました。夜に向けて祭りの熱気が一段と高まっていきます。友人と僕は柄にもなく祭りの雰囲気に浸りながらお目当てのメインパートが始まるのをお酒を飲みつつ待つのでした。しかし暑い。さすが俺たちの群馬、期待をはるかに超えてきやがるぜ。
日没近くになり、メインの八木節おどりのパートが始まると、やぐらの周りにはどんどん多くの人々が集まり、祭囃子と踊りで一体となってきます。軽快な八木節のリズムに合わせて、最終的には僕らも少しだけ踊りの輪に加わり、見様見真似で楽しむことができました。音楽に合わせてなんだか心が解放されていくのを感じたのは気のせいでしょうか。八木節の力強い音楽と、周りの人々の笑顔と情熱が僕らを包み込み、まるで時間が止まったかのようなひとときだったような。左膝はまだ少し痛みがある(サポーター装着済み)はずなのにそれすら忘れちゃうくらい。
予想外だったのは、そりゃあ八木節祭りだから八木節メインだろうとは思っていたけれど、いくら何でも炭坑節やったりとか子供向けにドラえもん音頭とかアラレちゃん音頭とか挟んだりと盆踊りの体をなすのかと思っていたら、なんと4時間近く休みなくエンドレス八木節だったこと。歌い手は入れ代わり立ち代わりでとにかく八木節リピート。そんなんだからすぐに覚えて踊れちゃうわね。
友人たちも同じように楽しんでいたようで、「お祭りも悪くない、むしろ楽しいからまた行ってみたいね」という声が上がるほど。伝統文化の素晴らしさを改めて感じることができる貴重な体験だったかな。
もしかしたら来年の桐生八木節まつりにも参加しちゃうかも知れません。ただ、もうちょっと暑さ対策は必要だな。
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