投稿者: Brico

  • リクルートスーツ

    4月某日、春は出会いと別れの季節であり、そして学生たちが卒業して社会という野に放たれる時期でもある。週の始まりの月曜日と入社式(あれば)とエイプリル・フールが見事に重なった今日、通勤する電車もいくばくかいつもより混んでいて、黒っぽいリクルートスーツ姿のキラキラした新社会人の姿が其処彼処に見られる。リクルートスーツなんて最初のうちだけで、徐々に個性が出てくるんだろうなぁと毎年微笑ましく見ている。そう考えると、リクルートスーツの何と勿体ないことか。

    四半世紀近く前、体育会として4年間過ごした後に勤労学生として昼間は証券会社のバックオフィスで働きつつ夜学に通いながら何とか大学を卒業した僕は、そのままそこに正社員として入ったために大学生としての就活という経験が無い。今の会社に転職した際に少しだけ就職(転職)活動をしたけれど、結構すぐに決まったし、そもそもリクルートスーツなんか着ないで当時普段から着ていたネイビーかチャコールのスーツだったから、わざわざ面接のためにザ・リクルートスーツを買ったことが無い。

    真っ黒のリクルートスーツなんて文化は集団就職の名残りみたいだから無くなれば良いのに、と思いつつ、まぁしばらくは礼服代わりに冠婚葬祭で使えない事もないのかと思い至りながら、新社会人たちが今のところ着ているスーツの行く末に思いを馳せるのであった。

    そういえば一気に暖かくなったから衣替えした。クリーニング屋さんに行かねば。

  • オッペンハイマー

    3月某日、話題作「オッペンハイマー」のIMAX版を劇場で鑑賞する。広島・長崎の直接描写が無いから問題作とも評されているようだが、主人公の博士の一人称でいくつかの時間を超えて紡がれる物語であり、博士は実際の被爆地の惨状をスライドすら直視できなかったとされるので、あえて日本のシーンを入れずに表現しているのだろう。ノーラン作品ゆえの圧倒的な映像美にただ感嘆する。研究者としての探求と成果を戦場で使用されたことによる葛藤を余計な説明や解説をすることなく、淡々と進められていく3時間は「面白かった」という感想が陳腐な言葉にしかならず、見終わった後もひたすら考えるところが多い、鑑賞者の内面に訴えかける傑作だと思ったのだった。

  • ロゼとバゲット、サラダ・ニソワーズ

    3月某日、週末の夕飯はゆっくりと家でワインを楽しみたい。数年日本酒を飲み続けていたせいか、ワイン、それもロゼに嗜好が振り戻しつつある(もちろん、日本酒も相変わらず飲んでいるが)。しっかりした固さのバゲットも食べたいよねと、買い物のために横浜へ向かいつつ、途中駅で早めランチに豚骨ラーメンを堪能。

    豚骨特製(白)

    横浜にて、最近お気に入りのブラフベーカリーのバゲットがちょうどお店へ届いたところを確保する。そしてタイユヴァンでロゼワインを買い、帰りにスーパーマーケットで葉物とトマト、アンチョビなどを購入し、サラダ・ニソワーズの材料を揃える。あとは夕方のAino(トイプードル・6才)とのお散歩ついでに近所で生ハムでもオーダーすれば、なかなかの宴が催せるでしょう。

    生ハムとグリッシーニも手に入れた

    少し残っていた赤ワインから始めることにした。

  • 球春到来

    3月某日、どうやらプロ野球が開幕。開幕カードはジャイアンツ戦で、いきなり自称伝統の一戦カードになる。タイガースは日本一になった昨年からドラフトと新外国人くらいしか新しい戦力追加はなく、まだ若いチームなのでそれぞれの上積みを期待したいところ。

    また会社帰り、もしくは残業中にradikoのエリアフリー配信でMBSベースボールパークにお世話になる時期がやってきた感じ。応援しようじゃないか。

    あ、今夜は東京ドームだからMBSじゃなくても良いのか…って聴き始めたら点を取られ出しとる。おいおい、しっかりせえよ。

    追記:その後追加点も取られ、打線は4安打と振るわずシャットアウト負けでシーズン初戦を落とす。まぁええわ。

  • 集中力Maxで仕事に取り組む

    3月某日、ほぼ一日中htmlをゴリゴリ書いていた。特に目立ったトラブルや顧客対応が無かったので結構捗ったのが幸い。

    せっかく鍼でほぐしたのに腱鞘炎になりそうだ。目も疲れたし今日はここまで。

  • 鍼治療とナポリタン

    3月某日、今年度中にあと1日有給休暇を消化する必要があって今日をお休みとし、何とかギリギリクリアする。休暇を取得すべしと社員の皆さんに働きかけているのに自分が休めていなければ示しがつかないというもの。

    今年の初めくらいから朝起きると右手の薬指が曲がったまま動かない、いわゆる「ばね指」症状が続いていて、しばらくすると少しずつ動くようになるのだけれど曲げ伸ばしに引っかかりを感じている。薬指が曲がったままだと顔もまともに洗う事が出来ず、せっかく取った今日のお休みを最大限活用すべく久しぶりに鍼灸院へ行くことにする。

    手技と電気鍼でだいぶ改善。日常の家で出来るケア方法も伝授していただき、しばらく様子を見ることにする。鎌倉のゴッドハンドここに在り。

    ここ最近では久しぶりに雲ひとつない晴天で、昼の日向は上着が要らないほど暖かいので、妻と犬を連れて極楽寺のカフェまで散歩を楽しむ。初めて行ったそのカフェは建物も洒落ておりトマトケチャップたっぷりのナポリタンをお昼ご飯として貪り食べた。

    ナポリタン

    太めのモチモチスパゲッティも食べ応えあり、まさに喫茶店の味わいといった趣きで大満足のランチになったので、また犬連れで散歩の途中に寄りたいと思う。カプチーノも美味しかった。

    束の間の良い休日。

  • 今夜限りの復活

    3月某日、地元では一番旨い肴をいただけると評判の居酒屋で、昔メニューにあった鳥の唐揚げと炒飯が今夜限りの復活ということで、仕事を早く切り上げて鎌倉へ帰ることにする。こういう時に限って手前の駅で人が立ち入ったとかで電車が運転見合わせになっており、予約の時間には行けそうもない状況にどうしようもなく憤りを感じる。「お客様転落」ではなく「人立ち入り」とアナウンスしていることから、不法行為の匂いがぷんぷんしていて僕はプンプンしながら電車を待っている。

    迷惑な奴だ。

  • オーダーメイドカフェと素敵な眼鏡店

    3月某日、小雨のぱらつく昼下がりに由比ヶ浜大通りのカフェで妻と待ち合わせる。ここのミルクフランスはしっかりとバゲットが焼かれていて好物なのだけど、あいにく本日のラインナップには無かった。その代わりに甘くてとろけるフレンチトーストとアメリカーノをいただく。

    フレンチトーストとアメリカーノ

    何でも、来店前日に電話でお願いをすればミルクフランスを作ってくれるとかで、そんなオーダーメイドもあるものなのかと感心しつつ今のところ半信半疑で、たぶん材料と余裕があれば受け付けてくれるということなのだろう。

    カフェを出て近くに最近オープンした眼鏡店へ。亡き坂本龍一が晩年愛用していたジャック・デュランのメガネを物色する。今はクルクルパーマをかけているけど元々地味な顔立ちの僕にパンチが効いていて、なかなか良いかなぁと思う。

    カメマンネンという鯖江のメガネもあり、クラシックな佇まいの丸型にも心が揺さぶられ、日仏どちらのプロダクトにしようかと天秤にかけるもう1人の自分がいる状態。先日スーツを買ったばかりなので実際に買うのは少し後にしようと思うのだが、スタッフの人も親切丁寧で良い店がまた一つ鎌倉に出来たなぁと嬉しくなって店を出た。

    帰り道もやはり雨だった。

  • 重症

    3月某日、海はコシ〜ハラsetムネで大混雑。お手頃サイズで楽しめそうなコンディションであるものの、ずっとここしばらく海に出る気持ちにならない。ちょっと前までは休日出勤も多く時間的制約で無理だったのだけれど、そのサイクルがそのまま引きずってしまっているのか、まだまだ寒い季節だからなのかは良く分からないけど、もう少し暖かくなったら気分も変わるだろうか。

    右手の薬指が朝起きたら動かない、いわゆる「ばね指」が出ているのも理由なのかも知れず、腱鞘炎のようなものと理解しつつも後日鍼灸院の予約を入れた。指が動かしづらい状態がひどくなった場合には当然仕事にも影響が出てきてしまうので、47才も目前だしそろそろ身体のケアも必要な年齢に差し掛かってきたのでしょう。

    さて、お昼は何食べよう。