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  • 材木座の土地(その後)

    10月某日、この夏以降2ヶ月ほど、冷やかしではなく「真剣に買う」モードで材木座の土地のお話を進めてみました。結果として今回は見送りになったのですが、色々と勉強になりましたね。

    何といっても全ては初めての経験。自分たちに足らないもの(具体的に現在動かせる金額)というものも見えてきたし、気に入った土地でしたから残念は残念なんですが、縁というかタイミングが悪かったということで次回に持ち越しです。

    土地から探して家を建てる際に僕らが見落としていたのが、土地の購入時に住宅ローンが実行された後、家を施工して入居するまでは住宅費(賃貸なら現在の賃料、持ち家なら月々の住宅ローンですね)が当然ダブルでかかるということ。もちろん潤沢に自己資金があれば問題ありませんが、じっくりと、あーでもないこーでもないと建物部分の細かい仕様を詰める作業をやっているうちにあっという間に数ヶ月から下手すると1年くらい経ってしまうでしょう。

    うーん、自己資金大切。ちょっとここ1年以内に、抱えているローンとかを精算し、細々とした家計の使途不明金などを無くす作業をしましょう。そしてある程度まとまった現金を用意して、いつでも土地に出会ったときに動ける準備をしようと思った次第です。

    今回は見送りましたが、引き続き土地を巡る冒険は続くのでした。
    以上。

  • 土地探し第1弾!

    9月某日、物件(土地)を冷やかし半分で探し始めます。

    「極楽寺」の物件

    ■良かったと思う点

    間口と奥行きのバランスが取れた形の良さにまず惹かれました。少し高く上がった所にあるせいか、空が広く感じられました。

    土地の奥(真西)には切り立った崖があり、その影響で午後の日照時間が短くなるとは思います。でも、夕方の日差しに関して言えばそんなに気にならないのではないかとも思いました。西日よりも朝に陽射しがあった方が好ましいですから。

    また、江ノ電の極楽寺駅からの近さもプラス要素。隣の稲村ケ崎駅や海岸へもすぐに出られる至便性も魅力。両隣や向かい側の家との距離感も良いし、駐車スペースがあるのも、いずれは車を購入することを考えると良いと思います。

    大切なことですが、価格も予算の範囲内に収まるかも知れないということは大きいです。

    ■問題点

    日々の買い物に困りそう。僕らは車を現在所有していないので、江ノ電に乗るか、自転車で鎌倉へ出ることになると思います。土日にまとめて買い物をすることが多いので、観光シーズンの江ノ電にわざわざ乗り込むことに抵抗があります。

    また、仮に子どもが出来たり地元で仕事をするようになったりとかすれば、この物件のように雑踏から少し離れた静かな住環境で暮らすことがむしろ良いと思います。しかし、現在の生活では都内まで通勤する時間が増えてしまうし、交通費も上がるので家計を圧迫してしまいそう。

    また、プロパンガスというのも何となくネガティブなイメージがあります。

    ■結論

    将来性を考えると、住環境としてかなり好印象。ただし、車を現在所有していないこと、通勤コストなど、残念ながら現在のライフスタイルにマッチしない点がいくつかあります。もしも数年後にこの土地・条件に出会えたならまた違う結論を出すだろうというような感じ。

    「材木座」の物件

    ■良かったと思う点

    希望しているエリアで分譲されるということがまず大きいですね。人気のエリアだと思うので、僕ら平凡なサラリーマンの予算に見合う物件はなかなか出ないだろうと思います。しかも何と山林付き!ワイルドな面白い土地でした。

    加えて、海までの適度な距離も魅力。工夫次第で気持ちよく暮らせそうな物件だと思います。

    ■問題点

    未確認ですが、東側に山林があるっぽいので午前中の日照にやや難アリかも。

    次に、予算的にはまだ若干オーバーしている点に加え、階段や斜面部分をこれから造成しなければならず、追加で費用が発生するかも知れないことが引っかかります。

    また、担当Hさんに説明してもらったにも関わらず、そこの土地にどのように家が建つのかがいまいち理解できていない。。。

    さらに、ガスや水道、電気などインフラがどうなっているのかちゃんと確認しないといけません。

    ■結論

    希望するエリアですから、当然好印象。現状僕らが持っている情報では、「確実に見送り・却下」とは言えません。ただし、不明な点もいくつかあります。

    1. 日照時間がどのくらい見込まれるのかを知りたい(西側は開けている土地なので、午後の西日に関してはあまり不安はない)。
    2. ガスや水道などのインフラ状況を知りたい
    3. どのような建物が建ちそう(建てられそう)なのかを詳しく知りたい
    4. 建物そのもの以外の造成工事などで追加算出される費用を知りたい
    5. 3.4.を踏まえて、仮に実際契約し、そこへ家を建てるということになった際の購入シミュレーションはできるのかを知りたい

    てな感じでとりあえず材木座の土地に関して詳細を調べてもらうことにしました。とは言っても未だ現実的な話では無いと思うので、勉強になれば良いかな、と。

  • 初めての土地探し

    7月某日、茅ヶ崎のホームビルダーさんに、お付き合いのある不動産屋さんを紹介してもらいました。

    まだまだ先の話ですが、家を建てるには土地が必要な訳で、早速次の週末現状を伝えるべく挨拶がてら藤沢の不動産屋さんへ。そうしたらイメージを共有するという意味で鎌倉・逗子・葉山の土地を実際に見に行くことになりました。どちらかというとドライブしにいくようなライトな感覚で。。。

    まず、台や梶原方面に行きました。この地域は大船・北鎌倉駅からかなり歩く、もしくはモノレール、あるいはバス利用ということになります。丘の上だから見晴らしの良い物件も出そうですね。

    次に向かうは笛田の分譲地。土地があまり広くないわりに長谷から藤沢へ抜ける県道沿いということもあって(ちょうど案内された所が風致地区から外れて?いたようだ)、建ぺい・容積率の点でぎっしりと建ちそう。あくまで主観ですが鎌倉の雰囲気というよりは東京近郊の私鉄沿線の地域とさほどイメージが変わらないかな。家を建てるという意味では、あまりわざわざ鎌倉へ来たというメリットが無さそうでした。

    常磐の市役所通り沿いの分譲地は、鎌倉駅からもそんなに高低差無く、長谷にも近いので意外に穴場かなとは思いました。ただ、妻は鎌倉駅からの夜の道が相当暗いだろうということでそんなにイメージは今の所良くないようです。確かにトンネル抜けて行かねばならないから確かにそうかも。

    佐助の物件はさすがに鎌倉らしい所だなと思いました。現状の予算からはオーバーするようでしたが、折り合いがつけば土地としてのイメージとしては悪くないと思います。路地と小川に囲まれた生活。

    そして向かった材木座の物件は、そもそも好きな地域でもあるので余計に良く感じました。海からも適度な距離感があり、裏は小川と山ということで現状ではイメージに一番近いと感じました。妻も興味を持っていました。接道の点で周囲の分譲地に実際に家が建たないと家を建てられない土地らしいのですが、分譲として出た際には今一度ご案内いただきたいくらいでした。

    最後に逗子・葉山へ向かいました。途中、披露山の豪邸巡りをしつつ。逗子や葉山はじっくりと行くのは初めてのようなものだったのですが、逗子駅から歩ける距離であれば選択肢としてアリだと思いました。何にせよ、材木座では坪単価が100万オーバーするのが普通なのに逗子まで行くと少し安くなる(海沿いは除く)ようなので、財政的には現実的なのか。逗子は駅近くに商店が多く、生活するのには観光地・鎌倉よりも便利かも。太陽が近く明るい雰囲気です。

    さらに、「暮らす」ということだけを見れば、特に葉山は良い所だなぁと感じました。御用邸もあるし、電車の駅が無いから軽犯罪が少ないとかで治安も良さそうです。何と言っても海まで近いし。しかし、実際に住んでいる皆さんの多くがそうしているのだと思いますが、東京へ毎日通勤するというイメージがまだ湧きません。逗子駅からさらにバスで15分とか20分。でもきっとそこには通勤が大変というデメリットを大きく覆す何かがあるのでしょうね。つまり、葉山に暮らす=プライスレス。

  • 無印良品「窓の家」

    無印良品「窓の家」

    7月某日、無印良品は何でも売っていると思ったら、 まで売っています。「木の家」に続いて発表され、著名な建築家である隈研吾氏の手によってグッドデザイン賞まで受賞した「窓の家」に少し興味を持ちました。

    モデルルームは近い所で秦野にあります。近いっつってもちょっと遠かった。。

    子どもが絵に描くような「家」が外観のモチーフとなっています。三角の屋根に大きな窓。家の中から窓越しに風景を切り取るようなサッシの無い窓が大きなポイント。そして無印良品らしい天然木の単板と合板を張り合わせたフローリングと白い壁。キッチンや浴室、床暖房には最新の設備が施され、シンプルながらかなり高品質の家だなぁと素人目に思いました。

    間口○m×奥行き○mという組み合わせでいくつかのベースとなるプランがあり、そこからオプションを付けたり、逆に減らしたりという建て方らしいです。個人的には無垢材の床と珪藻土の塗り壁はぜひ入れておきたいオプションだと思います。自然素材をふんだんに使用した家は、中に暮らしている人とともに呼吸をすると思うので、暑さや寒さ、さらにはアレルギーだのシックハウスだのといった問題からある程度は解放されるのではないでしょうか。

    たぶんオプションを追加したり、長期優良住宅の認定への対策をしたりすると、決して安くはない価格になりそうです。写真のサイズ(10×6m)でベースがすでに2000万円くらいします。でも、無印良品のデザインやコンセプトが好きな人には良いかもしれません。自然素材の導入のみにして、後はあえて余り余計な装備をつけない方がイメージも崩れないし。そういう意味では既に9割方出来上がっている家です。

    建て売りと注文住宅の間のような感じでしょうか?

  • 材木座海岸に憧れて(海開き)

    材木座海岸に憧れて(海開き)

    6月某日、先立つものの無い僕らが家を買う(不動産を買う)ってのはまだまだ先です。

    実は、材木座というエリアはかなり興味があります。滑川より西のいわゆる由比ケ浜から長谷へと続くエリアは道が狭くて人が多くすこし雑多なイメージがある(それはそれで良い)けれど、大町の踏切からまっすぐ材木座へと続く、落ち着いた商店街・住宅街がなかなか趣があって良い。

    それはそうと、海開きしました。が、あいにくの雨。材木座海岸には海の家は無いので余計にひっそりとしていました。そんな中、妻はカメラを片手にうろうろしてました。

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    波打ち際に座って何かの写真をとる妻。決していじけてるのではない。

    由比ケ浜の海の家もさすがに閑古鳥。天気には勝てないですね。

  • なるべく家の中へ太陽光を取り込もう

    なるべく家の中へ太陽光を取り込もう

    2月某日、平日は昼間、仕事に出ているからなかなか気づかないことだけれども、休日、例えば遅い朝食を準備しようとキッチンに立ったときに分かる太陽の光の柔らかさ。

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    先日まで暮らしていた都内のマンションではキッチンに光が入らない部屋だったので、気持ちの良さを余計に感じます。

    090207_01

    採光、これも家を建てる時に重要なファクターなんだなぁ。

  • 2泊3日のお試し鎌倉移住をしてみました

    2泊3日のお試し鎌倉移住をしてみました

    photo credit: Moving Yokosuka-Line via photopin (license)

    11月某日、鎌倉へ移住したいということを周囲に流していたら、北鎌倉に住んでいる知人(またもや妻の会社絡み。彼女は顔が広い・・・)から、多忙で家を空けがちなのでいないときに試しに住んでみたら? というありがたい提案をいただきました。

    図々しくも早速2泊3日でそのお宅をお借りしてみました。住み心地はもちろんのこと、サラリーマンである僕は、平日の都内への通勤を肌で感じてみたかったのです。

    通勤は、勤務地が大崎なので、湘南新宿ラインに乗れば乗り換え無し、横須賀線なら品川で山手線に乗り換えるコースになります。

    北鎌倉駅に着くと、空気がきれいだと感じました。北鎌倉(実際にはそんな地名は無く、駅の名前が通称になっているようです)は大船と鎌倉の間にある山に挟まれた静かな地域で、日が落ちれば真っ暗になるというロケーション。都会の喧噪を忘れ云々というにはぴったりの小さな街です。

    だいたい、駅の雰囲気がたまらなく良い。 朝、女子高校生の列に見送られ(?)北鎌倉駅から湘南新宿ラインに乗っていざ出勤。道中、戸塚辺りでかなり混んで来ましたが、東横特急に比べたら全然楽だと思いました。

    むしろ、帰りの方がちょっと混んでいて大変かと感じました。 その日は午後9時くらいに大崎から湘南新宿ラインに乗ったのですが、横浜までは結構混んでいて、仕事終わりに乗ると慣れるまで少し辛いかなと。

    当然座って通勤したいのなら逗子エリアに住めば逗子駅から始発・増結があるし、ライナー券(500円?)を事前に購入しておけば座って通勤が可能です。帰りもしんどい日にはグリーン車でリッチ(750円+ビール代?)に帰宅することもできます。 湘南エリアから東京まで通勤している人はたくさんいるので、不可能では全然ありません。

    少なくとも自分は全然OKだと思いました。通勤が出来そうなのであれば、気に入った住まいさえ見つかれば良い。

    住めば都とはこのこと。まだ住んでないけど。

  • 住みたい(願望)を叶える現地の不動産情報を手に入れよう

    住みたい(願望)を叶える現地の不動産情報を手に入れよう

    photo credit: 2012年11月 鎌倉_001 via photopin (license)

    11月某日、こうして突発的に次に住みたい街を決めたのですが、やはり行楽で訪れるのと違い、そこに住もうと思ったらまず生活できるか、とか、通勤出来るか、とかを考えなくてはなりません。いや、その前に僕らが住める物件がそもそもあるかどうかを調べなければならないのです。

    なぜなら、鎌倉を始めとする湘南地域は経済的な面を考えると自由が丘に住み続けることと同様に、人気の街であるが故、周辺地域と比べて地価や家賃相場が当然高いからです。

    いずれ鎌倉周辺に住まいを持ちたいと思っていても、実際問題僕らが家を持てるのか、いったいどのくらいの予算が必要になるのか、どのような物件が出ているのか、そういった情報は東京に暮らしているとなかなか伝わって来ません。

    早速、材木座にお住まいの知人(前出の妻の会社の方。僕はその時初めてお会いしたのですが、勝手にもうお知り合いにさせていただきました)から毎週のように新聞の折り込みチラシを頂けるようになりました。

    都内と同様、やはりそこは人気のエリアですからなかなか手が出ない物件ばかりですが、情報が入ってくる(チラシを読む)だけでもなかなか楽しい作業になるものです。

    相場を見極められるようになるためには、どの地域の不動産を手に入れるとしてもまずは賃貸ででも住んでみないと分からないことが多いと思います。

    インターネットで全国に流れる前に、現地である程度消化されているとするならば、自ずと流れる情報は乏しくなってきます。仮に現地に住んでいれば、朝会社に行く前に不動産屋の前で新着物件をチェックすることも出来るし、毎週土曜日に新聞に入ってくる折り込み広告をストックして相場感覚を養うこともできます。

    ローカルな知り合いが増えれば、そこから情報を手に入れることも出来るます。何より賃貸でまず住むとしたら、現地の不動産屋とその瞬間にご縁ができるわけですから、とにかく行動(移住)しみてないと話が始まりません。

    今の家の期限は2009年4月いっぱいだから、そんなに切迫している訳ではないですが、そろそろ探さないといけません。

  • 鎌倉移住を決心した、海沿いの家に呼ばれたときの話

    鎌倉移住を決心した、海沿いの家に呼ばれたときの話

    photo credit: * via photopin (license)

    2008年の夏、妻の会社の方のお宅に夫婦でお呼ばれしました。その他にも何組かの夫婦やスタッフがいて、休日を利用してのお食事会のようなものだった気がします。 別に、特に家を見たいなどと思って楽しみに行ったわけでは無いのですが、そのお宅に上がった瞬間に、少しだけ衝撃が走ったような気がしました。

    そこは鎌倉の材木座海岸に面した一戸建てでした。海沿いだからやはり玄関までのアプローチは砂が多いけれども、2階のリビングに通された時の、太陽が燦々と差し込む明るさと目の前に広がる海に圧倒されました。 そこには都内のマンションではなかなか味わえない空間があるような気がして、一目で気に入ってしまいました。

    また、鎌倉駅周辺は確かに人が多く、観光地としてのにぎわいはこれまでも良く知っていたのですが、実際に住んでいる人の生活空間に触れることは初めてでした。近所では休日ということもあり、軒先でバーベキューをしたり、子供同士が路地を走り回って遊んでいたりと、コミュニティが充実していて雰囲気のある住みやすい街だと感じました。

    もうその日家に帰って来た時には、妻に「鎌倉に住みたい」などと言っていたと思います。元々、彼女は鎌倉という古都の町並みが好きだったみたいですが、東京から遠いので僕が住みたいなどというとは思っていなかったようです。

    2009年の春に家の契約が切れるので、近所で部屋を探さないとと思っていたのですが、突発的に鎌倉方面へ移住しようと決めたのでした。

    きっかけは往々にしてそんなもの。