桜流し

4月某日、夜半から雨風共に激しく満開となっていた桜が散ってしまい、道に花びらが敷き詰められる。「〜 しづ心なく花の散るらむ」と詠まれた歌があるけど、あれは「久方の光のどけき春の日に」というのどかな陽気との対比を表しているので、花散らしの雨とか桜流しの雨と表現するのが的を射ている今日の天気。

家を出た時は海沿いの街らしく横殴りの雨だったので、こうなるとスーツやウールのスラックスはもったいないし、着る気にもならないからノースフェイスのクライミングパンツとゴアテックス仕様のエアマックスで出勤することにした。

おかげで靴下は濡れる事なく一日中不快な思いをせずに仕事が出来たので良しとしよう。うかうかしていると梅雨がやってくるので、それまでに何とか太陽に頑張ってもらいたいなぁ。

帰り際に「ポテチが止まらない」と妻からメッセージが届く。消費量が半端ない。帰宅途中でポテチストックを買って帰るなり。

フラにするか、湖池屋にするか。悩ましい。

風雨に耐えて持ちこたえている桜たち

リクルートスーツ

4月某日、春は出会いと別れの季節であり、そして学生たちが卒業して社会という野に放たれる時期でもある。週の始まりの月曜日と入社式(あれば)とエイプリル・フールが見事に重なった今日、通勤する電車もいくばくかいつもより混んでいて、黒っぽいリクルートスーツ姿のキラキラした新社会人の姿が其処彼処に見られる。リクルートスーツなんて最初のうちだけで、徐々に個性が出てくるんだろうなぁと毎年微笑ましく見ている。そう考えると、リクルートスーツの何と勿体ないことか。

四半世紀近く前、体育会として4年間過ごした後に勤労学生として昼間は証券会社のバックオフィスで働きつつ夜学に通いながら何とか大学を卒業した僕は、そのままそこに正社員として入ったために大学生としての就活という経験が無い。今の会社に転職した際に少しだけ就職(転職)活動をしたけれど、結構すぐに決まったし、そもそもリクルートスーツなんか着ないで当時普段から着ていたネイビーかチャコールのスーツだったから、わざわざ面接のためにザ・リクルートスーツを買ったことが無い。

真っ黒のリクルートスーツなんて文化は集団就職の名残りみたいだから無くなれば良いのに、と思いつつ、まぁしばらくは礼服代わりに冠婚葬祭で使えない事もないのかと思い至りながら、新社会人たちが今のところ着ているスーツの行く末に思いを馳せるのであった。

そういえば一気に暖かくなったから衣替えした。クリーニング屋さんに行かねば。

今夜限りの復活

3月某日、地元では一番旨い肴をいただけると評判の居酒屋で、昔メニューにあった鳥の唐揚げと炒飯が今夜限りの復活ということで、仕事を早く切り上げて鎌倉へ帰ることにする。こういう時に限って手前の駅で人が立ち入ったとかで電車が運転見合わせになっており、予約の時間には行けそうもない状況にどうしようもなく憤りを感じる。「お客様転落」ではなく「人立ち入り」とアナウンスしていることから、不法行為の匂いがぷんぷんしていて僕はプンプンしながら電車を待っている。

迷惑な奴だ。

クラシックへの回帰

3月某日、ここ最近の気分はクラシックな装いへの回帰路線である。制作の新人として現在の会社へ入社した2005年ごろは、業界としては珍しくクリエイティブ職であっても男性はネクタイ着用という不文律というか暗黙の了解があった。クライアント先に赴いて積極的に対面での打ち合わせをすべし、という企業風土があったためだが、元々いわゆるフォーマルなコーディネートは好きだったので、スーツないしジャケット&スラックスにネクタイ締めて、という服装で業務に励んでいたのである。

時は過ぎ、僕自身会社の雰囲気にも慣れてきたところで、少しずつ世の中の常識が変化すると共に装いも崩れていく。まずネクタイをしなくなる。朝に鏡の前で結び目を気にする事が無いので楽だし、仕事中もリラックスできる。次に特に夏場は靴下を履かなくなる(インビジブル化)。これも蒸れ蒸れの足元が心地よくなることこの上なし。そしてスラックスではなく、ある程度綺麗なシルエットのパンツを履くようになる。素材にもよるけど皺とか汗とか気にせず、履いたらすぐに洗濯できるのが良い。さらにスニーカーを履くようになる。雨を気にせず、靴磨きしなくて良いから本当に楽。で、暖かくなったらもうポロシャツで通勤するようになる。これがここ20年弱の変遷である。

数年前からのコロナ禍より、クライアントとの打ち合わせもリモート会議が増えてきたし、特にここ最近は世の中の勤め人の服装はとにかくカジュアルになってきていて、セットアップでもテック素材のやつなんかが台頭してきている。足元はニューバランスを見かけることが多いかな。いや、ニューバランスばかりだな。

周りがそうなってくると、元来天の邪鬼な僕はむしろゴリゴリのフォーマル路線に舵を取り(原点回帰)、ネクタイを締めるようになってきた。むしろ今はこれが少数派で差別化できるというもの。現在の好みとしてはドット柄やペイズリー柄のネクタイを結び目小さく、タブカラーシャツやレギュラーカラーシャツ&ネクタイピンなんかを合わせて気持ちを上げて出勤している(自己満足)。先日は久しぶりにスーツを買ってみたし(しかもダブルブレスト)。この夏は気合い入れて限界までネクタイを締めていたいと思っている。

年々暑くなる日本の夏に耐えきれず、汗っかきな僕は結局ポロシャツのお世話になると思うけれどね。

朝も夜も

3月某日、朝から横須賀線が遅れていた。何でも新橋〜品川間の地下区間でレールが破損したとか。先日も壁が崩落して電車止まったし、あの区間はもう耐用年数をとうに過ぎてしまっているのかも知れない。

当然のことながら、会社の最寄駅までダイヤが乱れに乱れており、進んでは止まるの繰り返しとなってしまう。そして日本の電車は過剰なまでにアナウンスをしてくれる。「本日は列車が遅れ、ご迷惑いたしまして申し訳ございません」ん?「本日は列車が遅れ、ご迷惑いたしまして申し訳ございません」(繰り返し)どうやら聞き間違いではないみたい。

いやいやいや、「ご迷惑をおかけいたしまして〜」だろう?とアナウンス連呼のたびに心の中で突っ込みを入れる。本当にそのまま何度も繰り返すため、なかなか面白いので録音でもして妻に聞かせてやろうかしらと思ったのだけど、ふと、もしかしたら車掌さんも列車が遅れる事で迷惑をしているのかも知れないと思い至り、その新しい解釈に納得することにした。

夕刻、仕事を終えて昨日採寸してもらったスーツの代金を精算するため横浜に立ち寄る。夜は夜で品川〜川崎間で人身事故が発生しており、東海道線が横須賀線に転線するものだからまたまたダイヤが大幅に乱れ、しかも車内混雑極まりなくなった。そりゃ急病人も出て二次災害も起こる。

朝晩と交通障害に巻き込まれて散々な日になってしまったけど、鎌倉から都内へ通勤していると頻繁にある話。さすがに10年以上その生活をしているので、慣れたものである。

明日は良い日でありますように。

二夜連続

2月某日、昨夜は終電間近まで仕事をして、最終ひとつ前の湘南新宿ラインで大船まで乗った。この時点ですでに5〜6分遅れていたのだが、大船駅に着いてアナウンスを聞くと、後から来る横須賀線(つまり、鎌倉へと僕が乗り換える電車)が正に東戸塚で人身事故発生につき、しばらく運転を見合わせているという。

運転再開まで1時間程度を要するとのことで、しばらく大船駅で待ちぼうけ。駅構内や外へ出てすぐの商店街に営業している立ち飲み屋でもあれば一杯飲んで気長に待つのだが、あいにく夜も更けているし、そもそも鎌倉駅から自宅までクロスカブ乗るのだから飲むわけにもいかず。まあ飲んでしまったらバイクを駐輪場へ置いて帰れば良いのだが。

幸い昨夜はそこまで寒くはなく、音楽聴きながらホームで待っていたら事故を起こした電車の後の電車が、たぶん横浜から戸塚まで東海道線に転線してやってきた。50分程度大船駅で待っていた事にはなったものの、その後Twitterで流れる情報を見ていると、結局事故発生から2時間後の1:40amくらいに運転再開となった模様。

タイミング悪くその電車に乗り合わせていたらと考えるとゾッとする。家着くのが2:00amをゆうに超えるからね。

時は過ぎ、今夜は少し早めに退勤。やや混雑している時間帯の湘南新宿ラインで帰宅かなと思っていたら、今日も人身事故でダイヤ乱れており相鉄直通が連続して走っている有様。武蔵小杉でしばらく待って横須賀線来たけど、案の定かなりの混み具合。

人身事故って時折連鎖する印象。同じ日に複数の路線で同時多発的に発生したり、翌日に同じ路線で発生したり。

鎌倉から都内だと通勤が長いため、時間に余裕をもって行動しないと、たまにひどい目に遭うのでご注意を。

スーパークールビス

9月某日、誰が言ったか湘南の夏は4月から10月という説あり。日差しもじゃんじゃん届くし概ね肌感覚としては正しいと思います。

会社へ向かう格好も5月の連休明けくらいに長袖シャツからポロシャツに変え、6月には靴下も脱いで(一応フットカバーは履く)夏仕様となります。雨が降るならスラックスすら履かずにノースフェイスのパンツとスニーカーっていう組み合わせに。

そもそも我が社は制作陣も必ず取材やクライアントとの打ち合わせなどで人と会うため、その昔は男子ネクタイ着用という暗黙のルールがあったような。

それでも月日は流れ、訪問先もオフィスカジュアルが浸透してきて、逆に我々が夏場にスーツなんか着てると暑苦しいから脱ぎなさいと言われるように。

さらに節電だのコロナ禍でのマスク着用だので、夏場にきちんとした格好をしていると熱中症リスクも増してきます。つまりもはや命にかかわる。

なので、5年ほど前から社内で1人ポロシャツ通勤を始めました。一応会社のロッカーにBDシャツは忍ばせていますが。

今年あたりから数名ポロシャツやチノパンで出社してくるスタッフが出てきて、長い啓蒙活動が身を結びつつあります。ワイシャツなんか着てられないよね。

まだまだこの先もしばらく暑い日が続きそうなので、ネクタイの締め方とか忘れちゃうかも…

全身ずぶ濡れ

9月某日、朝から雷雨の豪雨で、自宅最寄りの江ノ電の駅まで歩いている間に最早傘は役に立たない状況。

雨が酷いのでスラックスは履かずにノースフェイスのパンツにニューバランスで臨んでみたものの、トップスのポロシャツ含めてずぶ濡れになってしまいました。

職場の下のファミマでとりあえず靴下を買い、サンダルに履き替えて仕事をこなすも服は全然乾かず、不快なままの1日でございました。

で、帰り道。横須賀線が人身事故で運転見合わせいるというね。とことんついてない。ふう。

武蔵小杉駅

2月某日、その昔、東横線沿線に住んでいた頃、武蔵小杉駅のちょっと向こうに横須賀線通ってるんだなぁくらいのうっすらとした記憶が残っている。

それから月日が経過し、鎌倉に移り住んでから横須賀線で都内へ向かうようになり、「横須賀線の武蔵小杉駅」なんてものが出来てからは、ニョキニョキマンション建って利用者増えてべらぼうに混むだけだし、東横線への乗り換えは最早別の駅扱い出来るほど遥か彼方だし、メリット皆無でこんな駅止まらないで通過すれば良いのにとすら思っていた。

ところが数年前に相鉄線が乗り入れるようになってからは、会社帰りにタイミングよく湘南新宿ラインに乗れなくとも、埼京線から武蔵小杉まで出られて、横須賀線に乗り換えられる機会が増えたので、少しだけ武蔵小杉駅の恩恵に預かっているとも言える状況。

そのため、鎌倉〜都内の通勤途中止まらなくて良い駅ランキングが変動し、1位:保土ヶ谷、2位:東戸塚、3位:新川崎となっている(個人の感想です)。まぁいずれの駅も東海道線直通の湘南新宿ラインは止まらないのですが。

そんな訳で武蔵小杉の個人的印象は少しばかり改善しているものの、ホームが狭いのは何とかならないかね。今工事してるっぽいのは拡幅なんでしょうか?

だいたい、ムサコっていったら武蔵小山じゃなかろうかと思っている次第です。だからどうしたと思われても特にオチはありませぬ。

で、今夜は鎌倉に最近できたイタリアンへ行くべく、早退けして帰宅中。美味しいと良いなぁ。楽しみ。

台風15号:鎌倉が陸の孤島と化し、通勤難民に

9月某日、昨晩遅くに台風15号が神奈川県沿岸に近づき、そのまま夜半に三浦半島を通過。夜中の2時頃、どうにもこうにも喧しくて目が覚め、家の周りを窓から目視するとこれまで経験したことの無い嵐の中に我が家がありました。そのままNHKで少しニュースを観ると、「先ほど三浦半島を通過」とか「東京湾方面に北上中」などの情報に、不謹慎ながら映画「シン・ゴジラ」を思い出す。いや、でも冗談抜きにかなりおっかなかった。

昨日のうちにJR東日本の首都圏在来線は午前8時までは運行しないと発表されていたので、朝早くから情報収拾に精を出したり、ダメ元で出社しようと試みて返り討ちに遭うことは避けられたのですが、それでも朝になって起床してみたら神奈川県から上京する在来線は軒並みストップ、復旧の目処が余り経っていない状況だったので、早々に午前休を確信。

自邸は幸い被害が無かったものの、鎌倉界隈は御成商店街の入り口のゲートが倒壊していたり、小坪トンネルで土砂崩れがあったり、色々なところで樹木が倒れるなどして通行不能になっていたり、そもそも各方面への高速道路や有料道路が通行止めとなっており、それらが原因で車も大渋滞中、結果として陸の孤島化している様子。

それに加えて、月曜日の朝にも関わらず横須賀線・東海道線・京急線・根岸線・湘南モノレール・各社バスが動かないまたは間引き運転+大幅遅延という有様。中でも横須賀線は当初計画の午前8時段階では運行の目処立たず、一時的に12時予定という情報もあったが午後になっても動いていない状態なので、もう今日は会社行かないことにしました。行ってもすぐ帰る時間になるだろうし、むしろ帰りの時間も混乱していることが想像できる。

有給申請するしサボっているわけでは無いけれど、これで若干落ち着いてきた海へサーフィンしに行ったらさすがに社会人としてダメかなぁ。ちょっと遊べそうな感じになってきたけど。