岡田阪神、壮絶に散る

10月某日、初戦を才木で落とし後がないタイガースは髙橋遥人に全てを託す。個人的にはシーズン終盤にギリギリ復活した遥人ではなく、昨年、今年と大きく崩れずに投げ切った大竹で良かったんじゃないのと思いましたが、オカダはとにかく遥人にかけたのでしょう。

なんだか打線で一番頼りになる気がしはじめてきた森下の2年連続CSホームランで先制するも、直後の2回表にベイスターズのマシンガン打線が火を吹き、あれよあれよと4点取られて風前の灯のような雰囲気に。7回にはホームラン、連打からのホームラン、連打で6点失い万事休す。寂しい岡田監督最後の試合となってしまいました。

好き嫌いが分かれる岡田采配(+報道陣への接し方)でしたが、僕は第一次岡田政権の時も含めてその野球観を支持していたので、最後に有終の美を飾らせてあげたかった。とはいえ、昨年は現役バリバリだった85年以来の日本一にも輝いたことだし、本人も言うように順番が逆だっただけで結果を出した2年間だったのでしょう。

来期、新監督体制になって岡田さんが作り上げてきたチームを継承するのか、一度解体するのか分かりませんが、先手必勝で守り勝つ阪神タイガースの戦い方は続けて欲しい。そのためにはスランプが無い「守る」「走る」といった基本的なところをオフの間に鍛え直してもらいたい。

きっと昨年オフは日本一の余韻で選手も浮かれたまま過ごしたのかも。

今年もご声援ありがとうございました。そして俺たちの岡田彰布へ感謝をこめて、ありがとう。