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「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」に続けて、天才科学者・真賀田四季の視点から主に描かれる4部作を読み終えました。中盤ではこれまでのシリーズの伏線や同じエピソードでも主体が変わるとまた違った印象になるところが面白い。6歳において数学と物理をマスターし超一流のエンジニアになり、13歳においてはプリンストン大学でマスタの称号を得つつ、MITで博士号も取得するほどの知性とはもはや想像を超えている。すべてを一瞬にして理解し、把握し、思考する能力ってどんな感じなのだろう。真賀田博士の脳内処理の描写が現実を離れて精神世界に突入するかのように表現されているので、憧れ以上に恐怖、畏怖を感じる印象として、ぼくの中にもずっとこのまま残り続けるだろう。果たして四季は生きているのか、すでにこの世に存在しないのかという論点ではなく、確かに彼女が存在し、様々な命題に対してどのような答えを彼女は出したのか、という点が読者の解釈に委ねられるようで、非常に読み応えのある作品と言えるでしょう。
もう少し、著者の作品を読み進めようと思います。次は「Gシリーズ」へ突入。
12月某日、まさに「お日柄もよく」と形容されそうな快晴の空の下、国道134号線から西湘バイパスというルートで、のんびりとジムニーシエラを走らせる。今日の目的地の一つは真鶴半島だったので、道路が混んでいなければ、鎌倉からほんの1時間ちょっとの距離である。道中、台風による被災後にリニューアルされた西湘パーキングエリアで一休み。被災前の食堂で食べた「あさり潮騒ラーメン」は、それはそれは美味しい一品だったのだけれど、リニューアル後は食堂は無く、キッチンカースペースのみになったみたいで少し寂しい。
12月某日、波がなくて湖のようなビーチは諦めて、厚木の望月商店へワインや日本酒を仕入れに行く。年末だからか、やたらとクルマが混んでいたような印象で、何となく挙動が不安定な車両も多くてフラストレーションが溜まるドライブになった。厚木へ向かう往路で、藤沢の段階で「もう家へ戻ろうかな」と思ったくらい。その後何度目かの逡巡を経て、何とか厚木までたどり着けたので良しとするしかないだろう。
明日は珍しく夫婦の休みが揃ったようなので、Ainoも連れて真鶴方面へドライブに行く予定。なるべく早起きしたいね。
12月某日、今週に入って朝晩は気温が下がり、コートを着込んでマフラーなどを巻いてしっかりと防寒対策をしている人が多くなってきました。毎日の会社への行き帰りの時間は一桁台の気温なので、ぼくも迷わず厚手のコートを着てマフラーを巻く。もっとも鎌倉駅まで原付に乗っているので、当然のことながら歩くよりもさらに体感温度が低く感じられるため、もしかしたら他の人よりも早く冬仕様の装いになっているかも。
スーツに合わせることが多いダッフルコートは大学生のころに買った【apres seize TAKESHI YAJIMA】のもので、肉厚のヘリンボーン生地は色あせたりヘタったりすることなく、かれこれ四半世紀の間ぼくの冬を暖かくしてくれている。もっと長いものでは高校生の時にアメ横だかセンター街だかで買った【Schott】のピーコートはもうすぐ30年選手になろうとしている。手に入れてしばらくは馬鹿みたいに固く重いメルトン生地に辟易することもあったけれど今ももちろん現役バリバリで、ニットとスラックスに合わせて会社へも行くし、週末にカジュアルな組み合わせで着ることも多い。さすがに真冬になると、27~28歳頃に【Edition】で買ったN-3Bベースの極厚ダウンジャケットを着ることも多くなるけれど、それももうあとわずかで20年選手になるだろう。
もちろん、コートなどの重衣料は1年のうち秋冬の寒い間だけしか着用しないから、ある程度長く着られるのは確かなのだろうけれど、物持ちが良すぎて新しいものへ買い替えるタイミングを完全に失っている状態。【A.P.C】や【KAPITAL】のジーンズも学生時代に買ってからまだまだ履いているし、【Tricker’s】のカントリーブーツもそろそろ購入から四半世紀経とうとしている。若いころから何とか体形を維持できているのも大きいとは思うけれど、消耗品として手ごろなものを買わずに、何とか手を出せるギリギリでなるべく良いものを手に入れようとしていた若いころの自分のこだわりというか審美眼をほめてやりたい。
でもさすがにダッフルコートやピーコートは袖も擦り切れたりポケットにダメージもあるので、そろそろ買い替えた方が良いかも知れない。あまりにも行き過ぎると「物持ちが良い」のではなく単なる「貧乏性」になっちゃうからね。
でも今年の冬は越せるだろう。そうやって来年以降もまた同じコートを着続けていくかもしれない。
12月某日、森博嗣のVシリーズ全10作品を読み終える。同じく森の「S&Mシリーズ」はだいぶ前に楽しみながら読んだのですが、このVシリーズは劇中の登場人物も異なり、結構珍しい名前のキャラクターが多いようだったので食指が動かないまま時間が経過していました。最近まで読み漁っていた佐藤正午作品にひとまず区切りがついたので、ふと思い立って試しにVシリーズの1作目を読んでみたところ、主人公(探偵役)とその仲間たちだけでなく脇を固める警察陣や犯人、被害者まで、名前だけではなくそれぞれ一癖も二癖もあるキャラが勢ぞろいで、あっという間に楽しく読むことができました。あとは続けて2作品目以降もシリーズ一気読み。
シリーズ後半で以前のシリーズ(S&M)との交わりがあったり、最後の10作品目では、例の「天才」の影がちらりと出てきて新シリーズへの布石となるなど、森作品を読んだことのある読者にとってエンタテインメントとして楽しめる仕掛けがたくさんある作品群でした。推理小説として純粋に犯人や犯行方法、動機を考察する読み方をしたり、トリックの粗を探すような無粋なことはせず、やはり理系のアプローチから「よくもまぁこんなプロットを考えたもんだ」と楽しみつつ、個性的な登場人物のやり取りや内面描写に笑ったり共感したりしながら読み進めるのがよいでしょう。
そして僕は「四季」4部作へと進んでいく。
12月某日、ここ数年でまた目が悪くなった気がする。長らくコンタクトレンズとメガネを併用して生きているのだけれど、最近はコンタクトレンズだと近くが見えづらい状況で、サーフィンやる時以外はもっぱらメガネをかけている事が多くなってきた。メガネをかけていても若干視力が落ちている事が気になるので、久しぶりにメガネを新調することに決め、2年半ほど前に地元鎌倉の由比ヶ浜大通り沿いにオープンしたNeu(ノイ)という眼鏡屋さんへ行く。
お目当てはKameManNen(カメマンネン)という鯖江のメガネブランドの丸眼鏡。アンティークゴールドもクラシックでかっこよく、迷ったのだけれど今使っているオリバーピープルズがゴールド系のツルなので今回は艶消しシルバー(クリップオンサングラス付き)を選んで、いざ視力検査をしてみたところ、案の定近視が進んでおり、ついでに乱視も少し酷くなっているわ老眼も進んでいるわで、ついでにブルーライトカットも付けたらレンズ代の方が高くなった。まぁ仕方ない。
2週間で出来上がるので楽しみ。慣れてきたら今のメガネもレンズ交換しよう。
12月某日、本サイトを運用しているWordpressのテーマを2025年版(Twenty Twenty-Five)に更新する。前回、つまり昨日までの Twenty Twenty-Four とハンドリングとして大きく変わった点はまだ見つけられないけれど、これまでもデフォルトのテーマ(Twenty ~シリーズ)を適用しつつ、必要最低限のカスタマイズはするものの、毎度毎度あまりいじらないで公開しているので、今回のテーマもきっとゴリゴリとカスタムすることはないでしょう。決してサボっているわけではなく、本サイトの性格としては運営者であるぼくの気の向くままの投稿がつらつらと続く「日記」のようなものであるため、わざわざ手を入れるよりは、テーマの作成者の設計思想を尊重しようなどと御大層らしい言い訳を常に用意しながら少しだけリニューアルしたわけであります。
ときに季節は師走、もうあと20日あまりで2024年も終わってしまうのですが、今年もBlogを頻繁に投稿したり、と思ったらしばらくの間投稿しなかったりと、相変わらずの気まぐれ具合でした。本当はできればほぼ毎日365日「自分の生きた記録として」投稿したいと思っているのですが、なかなかね。結構自他ともに認める読書家なもので、macに向かってブラウザ立ち上げてBlog投稿したり、iPhoneでWordpressアプリを立ち上げたりする前に、読みかけの本があったらそちらを優先してしまう。さらに読み終わったら続きの本を買ったり、新たな作者を探してみたりと、要は本ばっかり読んでいた1年だったように思えるのですが、それはそれで悪いことではないわね。
まぁ、もうちょっと日記として継続的に投稿できるよう努力しよう。と、今日の今のところは、そう思っています。