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4月某日、選抜高校野球は横浜高校の優勝で幕を閉じ、少し前に2025年のペナントレースも開幕。我らがタイガースの初陣は敵地開催のカープ戦から。初戦は開幕投手村上がなかなかの切れ具合を見せる投球を演じ、打っては初回に今期から3番に座る佐藤輝明のいきなりのツーランで快勝。
2戦目は球数が多くなってしまった富田を早々に降ろして以降はブルペンデーの様相を見せながら盤石の中継ぎ陣で抑えつつ、4番森下の一発で勝利。
これは強いのかもと思っていた矢先の3戦目、相手方の先発森を相手に打線が完全沈黙。期待の先発門別は、まぁ良く投げたとは思うけれど5回で111球を投げることになり降板。その後も打てずに敗戦で2勝1敗スタートになりました。カード勝ち越しは最低限できたので良しとしよう。CSで3戦目は視聴していたけれど、門別の右バッターへのクロスファイヤーとアウトローは気持ちの良い投げっぷりで、早くプロ1勝目を挙げてもらってどんどん活躍してもらいたいもの。一方、今年の純国産打線は魅力はあるものの、水物でもあるので打てないときはあっさりと負ける、そんな一年になるのでありましょう。藤川新監督の采配に注目して今年もタイガースを応援しよう。
そして2カード目、去年の下剋上日本一チームであるベイスターズを京セラドームで迎える。ちょっと残業していたもので、気がついたら試合終わっていた。6回に才木が捕まった模様。カード初戦を才木で落としたのは、ちょっと痛いな。明日のビーズリーに快刀乱麻を断つピッチングを期待しよう。
3月某日、凪良ゆうの2023年本屋大賞作品「汝、星のごとく」と、スピンオフである「星を編む」を続けて読み終える。率直な感想としては、ここ一年で読んだ作品の中ではずば抜けて良い物語であったと思います。彼女の作品はこれまで「流浪の月」と「滅びの前のシャングリラ」を読んでいて、どちらも作者らしい美しい日本語の一つ一つが紡がれていくストーリーが心に響いた良作だったのですが、本作「汝、星のごとく」もこれまた素晴らしいと感じました。表面的には瀬戸内の島の高校生2人の人生譚であるのだけれど、恩師にあたる人物が大きく関わってきていてもはや3人目の主人公と捉えても差し支えない。また、その3人の人生に関わる周囲のキャラクター描写もリアルかつ悲哀と情愛に満ちたもので、読み終えた後、僕も人(特に家族や近しい人)には常にやさしくありたいと改めて思った次第です。こんな作品に出合うと、自分も何か書いてみたいと思っちゃうよ、ほんの一瞬だけ。書かないけれど。
3月某日、甥っ子が高校に合格したからスキーに連れて行って欲しいとの願いを叶えるべく、月の初めから新幹線のチケットとリフト券のツアーチケットやらレンタルセット(ウェア一式含む)やらをしっかりと予約してGALA湯沢へ2人で行ってきました。
およそ20年ぶりになるスキーだったけど、そこはウインタースポーツ育ちの端くれとしてしっかりと身体に染み付いていたようで、感覚は間隔を感じさせることなく充分に僕本人も1日スキーを楽しめたのが収穫。
サーフィンやってるからスノボももしかしたら楽しめるのかも知れないけど、やっぱり幼少期から何度も親しんだスキーは楽しい。ギアはレンタルでも全然構わないけど、甥っ子もまた行きたいって言ってるし、ウェアは買っても良いかも知れない。頻繁に行くには交通費がかさむけれどねぇ。
冬のスポーツってお金かかるよね。
2月某日、森博嗣の「オメガ城の惨劇」を読み終える。例によってすでに3月も終わりだけれど、先月のお話。これまでの何らかのシリーズに属するものではなく、シリーズ外の作品という位置づけのようだが、サブタイトルにもあるようにサイカワ先生は出てくるし、マガタ博士も実際にほんの少し登場するので、S&Mなどを読んでいるで読者にとっては馴染みのある世界観と言える。
序盤でどこかの海外が舞台なのかと勘違い(あるいはミスリード)していたのだが、途中で例の研究所らしき建物が出てきて、あれもしかしてあの島のことかしら?とイメージが追い付いてから以降は、過去に読んだ各シリーズのエピソードを思い出し、非常に面白く読み進めることが出来た。
絶海の孤島の城で連続密室殺人(というか同時に4人)という設定だけをみると、最近の森らしからぬ本格ミステリィなのかと思うところだが、あっと驚くようなトリックを弄する仕掛けではなく、一人ずつ死んでいくのが恐怖を誘う、ありがちな連続殺人という枠組みについてはあっさり非効率と切り捨て、一気に4人の殺人が起こるという内容は非常に理屈が通っていて、作者らしさが存分に味わえる作品だと感じた。
まぁ、本作で描かれているサイカワ先生については「あれおかしいな、むしろあいつみたいだな」と疑いながらページをめくっていたので、最終的には「ほれ見たことか」と思ってしまったのは僕だけではないだろう。長く待ち望まれているGシリーズ最終巻「ω(オメガ)の悲劇」を放置して、思わせぶりに本作を刊行してしまう作者に僕はいいようにもてあそばれているに違いない。
2月某日(少し忙しくてBlogを放置していたらもう3月も終わりですが)、相模原にあるギャラリー併設のカフェ【studio fujino】へお邪魔してきました。相模湖ICからどんどん山を登っていき、里山の自然に囲まれたロケーションはとても素晴らしく、仮にアートを生業としていたらこんな場所にアトリエを構えて創作活動に打ち込むとインスピレーションが湧いてくる気がします。
自然との共生という暮らしができそうですね。少し憧れる(けれど僕には向いていないことも知っている)。カフェについたのがちょうどお昼時だったので、季節のサンド(焼きリンゴ・生ハム・ゴルゴンゾーラ)とサバのマリネサンド(スープ付き)を妻とシェアしました。とても美味しかった。
ギャラリースペースには作家さんの焼き物が整然と並べられていて、この空間も静かでかなり落ち着く。
そういえば道中、気になる中華料理屋さんを発見したので、次回はここも攻めてみようと思います。なんだかとても美味しそうで、店内もすごく賑わっていました。
2月某日、少し前にアメリカの大統領が変わり、再び色々な場面で混乱が生じているようだ。新聞各紙をはじめ様々なメディアで警戒感を強めていたり、否定的な論調だったりが連日報道されているように感じる。あまり肯定的な意見は目にしないけれど、それが日本の立ち位置となるよう巧みにコントロールされているのかしら。たぶん、すべてが間違っているわけではないし、かと言ってすべてが正しいわけでもないはずなので、客観的事実を見極めて自分の意見をなるべく持ちたいと思う。
2022年のロシアによる軍事侵攻から3年、力による現状変更を2014年のクリミア併合以降とすればもう10年以上、政治的にも軍事的にも緊張と衝突(一方的だと思うんだけれど)が続いていて、21世紀にもなってまだまだこんな事が、他にも世界の様々な所で起きている現状に際し、人間のもつ愚かな一面にがっかりしてばかりだ。
最近になって、トランプとプーチン主導で和平に向けて交渉開始などという報道がされているけれど、ウクライナで政変が起きて親欧米体制になったことにロシアが(プーチンが)びびって勝手にドンパチ始めたと概ね理解していて、さらに意味が分からないのが「戦争を始めたのはウクライナだ」という支離滅裂なことを言いだしたトランプ大統領(ドナルドそりゃないぜ)で、侵略されている側(ゼレンスキーね)を抜きにしてその両者で和平交渉という流れに僕の頭が追いつかない。僕の知らない何かがあって、ただ単に勉強不足なのであればご容赦いただきたい。
ソ連の思い出を引きずりつつウクライナは従順な属国でいてほしいプーチン大統領と、これ以上遠いウクライナにびた一文お金を出したくないしバイデン政権下で何とか米ロ全面対決にならないよう行っていた援助の対価(ウクライナに眠る地下資源とか)が欲しいトランプ大統領の双方にメリットがある、ウィンウィンの取引が大国同士で成立しつつある、ということと読み取れる。マフィアかよ。
この「力による現状変更」が「やったもん勝ち」としてまかり通るのであれば、だったら俺も、と中国も動き出すようなことは容易に想像できる。台湾有事なんてものが勃発したら対岸の火事、どころか近々起こりうる大きなリスクとして考えなければならないだろう。本当に他人事ではないのだ。
2月某日、残業と休日出勤が続いていて、なかなかゆっくりと食事ができていない日々を癒すため、鎌倉の小町通りから脇へ入ったところに2024年にOPENした【GRAPEREPUBLICINC. VINERIA SALONE】を予約し、妻とディナーを楽しんできました。横浜などにレストランを展開しているSALONEグループが山形県南陽市にワイナリーを運営していて、そこのワインに合う料理を提供するVINERIA(ヴィネリア)スタイルのカジュアルなイタリアンという位置づけ、のようです。
コースもあり、90分間自社醸造のワインを飲み放題で楽しめるプランもありますが、初めて入ったレストランなので、まずはアラカルトで前菜を3品、パスタを一皿、メインの肉料理を一皿オーダーし、それに合わせるおすすめのワインをセレクトしてもらうことに。
最初に出てきた「トマトと自家製酵母パンのクロスティーニ」とハウスワイン・白の組み合わせは瑞々しいトマトの甘味・酸味とワインとのバランスが良く、白ワインがあまり好きではない僕もすいすいと飲める非常にすっきりとした味わい。
続けて出てきた「メークインとローズマリーのガリガリロースト」、「鮪テールの地中海風オーブン焼き」には同じくハウスワインのロゼを合わせる。これもいい意味で「ワインらしさ」が無くどちらかというとほんのりアルコールの入ったジュースのような飲み口で、テーブルワインとしてごくごく飲めるようなグラスだと思います。
メインディッシュとの間に挟んだ「パスタ世界チャンピオン監修のラザニア」は優しい口当たりで、それに合わせた赤ワインも軽い味わいのもの。どうやらそもそもこのワイナリーが生産するワインがあっさりとした仕上がりなので、このレストランで提供する料理もそれに合わせてマイルドな味付けにしているようです。これはこれでバランスが取れていて良いし、沢山食べてしまっても、翌日胃がもたれてしまうようなことも無いでしょう。
メインの「ハンガリー産マグレドカナールのロースト ペヴェラーダソース」(鴨肉)にはもうすこししっかりとした赤ワインを別にオーダーしたところ、ある程度飲みごたえもあって僕はこれが一番美味しいと思いました。日本のワイナリーのレベルって本当に高いと思う。
レストランにはテラス席もあるので、もう少し暖かくなってきたら陽の当たるランチタイムに来てみても良いかな。全体としてかなり淡白な料理とワインなので、年配の方も楽しめるレストランだと思います。ただ、僕らはもう少しだけしっかりとした味付けの方が正直好みだし、そうすると合わせたいワインもある程度主張があるものになるとも言えるので、じっくりと料理とワインを楽しみたいときというよりは、みんなでワイワイとがぶ飲みしたいときなどには利用したいお店かもしれません。飲み放題にしてね。
そういえば横浜のSALONE2007にも未だ行った事がないので、今度はSALONEグループの真髄を感じるべく、本格的なリストランテの料理とワインを楽しみに行ってみたい。