5月某日、フィンランド語講座の第4回目。
春の大型連休を挟んだため、3週間ぶりの開講となりました。その間に課題として出ていた第1課〜第3課までの内容と数詞の復習から講義が始まります。
数詞に関してはまだ頭の中で変換されるまで時間がかかるものの、二桁までの数字は覚えられている感じです。とりあえずは最低限の課題クリアかな。
本日は教科書の第4課へ入っていきました。「食べる・来る・欲しい」というよく使いそうな基本動詞から新たな動詞タイプを学んでいくようです。
まずは前回習った動詞タイプ①の現在形からおさらいです。不定詞は辞書の見出しになっている形ですね。
動詞タイプ①「不定詞の最後に母音が2つある動詞」
人称/不定詞 |
puhua(話す) |
asua(住む) |
kysyä(尋ねる) |
minä |
puhun |
asun |
kysyn |
sinä |
puhut |
asut |
kysyt |
hän |
puhuu |
asuu |
kysyy |
me |
puhumme |
asumme |
kysymme |
te |
puhutte |
asutte |
kysytte |
he |
puhuvat |
asuvat |
kysyvät |
現在形は不定詞から最後の-a/-äを取った形が語幹になり、それぞれの人称語尾をつけます。三人称単数は人称語尾はなく、語幹語尾の母音を伸ばします。うん、まぁこれはとりあえず理解できています。それでは第4課で出てくる他の動詞タイプも見てみましょう。
動詞タイプ②「不定詞の最後が -da/-dä の動詞」
人称/不定詞 |
juoda(飲む) |
syödä(食べる) |
minä |
juon |
syön |
sinä |
juot |
syöt |
hän |
juo |
syö |
me |
juomme |
syömme |
te |
juotte |
syötte |
he |
juovat |
syövät |
現在形は不定詞の語尾-da/-däを取った形が語幹になり、それぞれの人称語尾をつけます。ただし、三人称単数はタイプ①と異なり語幹語尾の母音を伸ばさない(つまり語幹そのまま)になるようです。
動詞タイプ③「不定詞の最後が -la/-lä, -na/-nä, -ra/-rä, -sta/-stä の動詞」
tulla(来る) |
mennä(行く) |
purra(噛む) |
nousta(起きる) |
tulen |
menen |
puren |
nousen |
tulet |
menet |
puret |
nouset |
tulee |
menee |
puree |
nousee |
tulemme |
menemme |
puremme |
nousemme |
tulette |
menette |
purette |
nousette |
tulevat |
menevät |
purevat |
nousevat
|
人称代名詞は省略しています。現在形は不定詞の語尾-la/-lä, -na/-nä, -ra/-rä, -sta/-stäを取り、残った語幹にeをつけてから人称語尾をつけます(三人称単数は語幹語尾を伸ばす)。
動詞タイプ④「不定詞の最後が 母音(a/ä, o, u)+ -ta/-tä の動詞」
haluta(欲しい) |
siivota(掃除する) |
herätä(目覚める) |
haluan |
siivoan |
herään |
haluat |
siivoat |
heräät |
haluaa |
siivoaa |
herää |
haluamme |
siivoamme |
heräämme |
haluatte |
siivoatte |
heräätte |
haluavat |
siivoavat |
heräävät
|
人称代名詞は省略しています。現在形は不定詞の語尾-ta/-täを取り、残った語幹にa/äをつけてから人称語尾をつけます(三人称単数は語幹語尾を伸ばす)。
ただし、a/äをつけた結果、語幹の終わりが長母音(aa/ää)になった場合は三人称単数で語幹語尾の母音を伸ばさない(つまり語幹そのまま)ようにします。三重母音(同じ母音が3つ続く)を避ければ良いとのこと。
今後の課題
これまで書いてきたように、動詞タイプによって活用の方法が変わるのはそのまま覚えるのみだと思うのですが、問題は分からない単語(動詞)が出てきたときに辞書で調べる場合、その動詞の不定詞(辞書形)を導き出す方法です。
当然ながら辞書にはそれぞれの人称で活用された形では載っていないので、不定詞を作るためのルールを覚えなければいけないですね。本日の講義では時間切れとなってしまいましたので、また次回以降しっかりと学んでいこうと思います。