2010年の仕事納め

12月某日、毎年クリスマスから年末にかけてはデパートとか人がやたらといて、余り好きじゃないんだけれど、通勤は電車が空いてて良いよね。

今日で仕事納め。

某有名家具屋 使用上の注意

12月某日、客が自ら探し出し、持ち帰り、設置し、組み立てることを前提とした販売を行っている巨大倉庫のようなあの某有名家具屋さん。価格が安いこともあり、僕らも何回か新居に必要と思われるものを見に行きました。ちなみに現在、車を所有していないのでわざわざ電車を乗り継ぎ、送迎バスに乗って行かなければいけません。

初めて行ったとき、商品も楽しみでしたがランチもかなり期待していました。たまに広告で「ランチもこの価格でこの味!」的なものを出しているし、実際に行ったことある人が美味しいって言っていたような気がしていたので。広い店内を午前だけで回れるはずもなく、混雑しているレストランへ行きサーモンのマリネとローストビーフ、そしてパンを食べたような記憶があります。

好きな人には大変申し訳ない(嘘)のですが、感想は「そんな言うほど美味しいか??」でした。むしろ、ローストビーフを頼んだせいで若干高めな価格設定(低価格を謳っていながら1000円/人を軽く超えた)になってしまい、「価格は大して安くなく、質はイマイチ」という最悪な結果に。うちの大学の学食の方がはるかに安くて美味い。もう食わん。ふんっ。

次に肝心の家具。価格は他の家具屋さんなどと比較してもすごく安いし、気に入ったものがあるならじゃんじゃん利用すべきかも知れません。でも同じ商品でもバラツキがありそうなのも確か。良い意味でも悪い意味でも外国のプロダクトだっていう感じ。行ってから気づいたのですが、我が家のテイストには余り合うものがありません。木製家具に関していえば同じくらいのクオリティなら、材料さえ手に入れれば日曜大工で作れそうな気がします。と大きなことを言ってしまったので、これから実際少しずつ作ってみます。

しかし、何もこれまで買わなかったのかといえばそんなことは無く、洗面室の大きな壁掛けミラーを買いました。他にも数点細々としたものを買い、持ち帰れないために当然配送を依頼することになります。難しいことはなく、配送カウンターで会計済みの商品をレシートでちゃんと確認してもらって配送手配終了。その日は手ぶらで帰りました。

・・・・・・。

後日、配送日に建築現場で受け取って中身を確認すると、ミラーが粉々になっていました。梱包を見れば、一緒にいた設計士さんも「割れない方がおかしい」と呆れるくらい杜撰な梱包で。とりあえずこりゃ大変、返品・交換手続きしなきゃと、問い合わせてみると、そもそもミラーは配送できないらしい。うむむ、っておいおい、配送できないなら、カウンターで商品をレシートと共に確認しているんだからその時にきちんと言わんかい。ま、ちゃんと引き取り・交換をしてくれたので良いですが、割れ物の配送には気をつけましょう。

結局どこで割れたのか、については下記の可能性があります。

  1. そもそも客がピックアップする棚で割れていた(スタッフ・客含め色々な人が出し入れするからね)
  2. 僕らが棚から持ち出して会計・配送手配するまでに割った(たぶんこれは無い)
  3. 配送時に割れた(杜撰な梱包との相乗効果)

などなど。

ピックアップエリアには梱包された状態で商品が置いてあるので、自分で持ち帰るにしろ、配送してもらうにしろ家で開けてみないと分からないというこのドキドキ感たっぷりな演出。良く考えてみたら「自己責任」という世知辛い世の中の象徴のようなこの家具屋。田舎のお義母さんが行きたいとか言わない限り、余り行く気がしなくなりました。

あ、好きな人のために一つフォローを。そういやパンは意外に美味かった(本当)。

映画「ノルウェイの森」を鑑賞しました

12月某日、世間ではクリスマス。家のことも僕らに出来ることは一通り片付いているので、久しぶりに夫婦で休みを満喫しようと、横須賀へ映画を観に行きました。

「ノルウェイの森」を鑑賞。余りに遠い過去のことで、原作の内容をほとんど覚えていない状態で見たのが良かったのか、思いのほか楽しめました。映像が何だか外国映画(フランス映画っぽい気が。。。)のようで、良い時間を過ごせたと思います。こんな登場人物もいたなぁとか少し思い出したりして。

まぁ何と言うか、村上シンパでもアンチでも無いためからか、単純に作品が入ってきました。松ケン(サンバじゃないほう)ってかなり良い役者さんなのかも知れません。菊池凛子も良い芝居だったけれど、2時間観てるのが少し辛い感じ。

また折を見て映画くらいは観に行きたいと思っています。ちなみに横須賀のヒューマックスは少し狭い。

鎌倉の自邸:オイルフィニッシュが完了し、いよいよ入居間近

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12月某日、残っていた1階部分のオイルフィニッシュも無事に終わりました。上の写真は洗面室になります。白を基調にしたので清潔感があります。きれいに、大切に使いたいと思います。

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トイレも床は杉無垢です。男子は特にきれいに使いましょう。

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玄関周り。テラコッタタイルと巾木部分のモザイクタイルが上手くまとまりました。

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お世話になったリボスのビボス(混乱注意)。これから先、メンテナンスでも使えるシロモノです。

鎌倉の自邸:施主支給について(その2)給湯器のお話

12月某日、さて、給湯器のお話です。家を建てようと考えるまでは、給湯器のことなんてほとんど考えていませんでした。実家が以前電気の給湯器だったので、いっぱい使うと貯湯タンクが空になってしまい、シャワーを浴びている際に切ない思いをしたことがあります。だから何となくガス給湯器でじゃんじゃん使いたいというくらいの非エコで貧相な発想しかしてませんでした。だいたい、やれエコキュートだ、エコジョーズだ、エコウィルだとエコエコ言われても何がなんだか。調べてみると、どうやらメリットデメリットがあって、使用する家での生活時間帯でも大きく違うということくらいはわかりました。

我が家はオール電化に対して興味をもっていなかったので、ほぼ必然的にガス給湯器(他に太陽熱とか石油もあるみたいですが)という選択肢になりました。ここで問題になるのが、従来の給湯器にするかエコジョーズを導入するか。初期費用がエコジョーズだと5割程度多くかかります。機器の価格が高いのもありますが、高効率を実現するための二次熱交換器から出るドレン水の排水処理が必要なので、工事費用も若干高くなるようです。しかし、ランニングコストを入れてトータルで考えると、約7年で従来型の給湯器と逆転するらしい。まぁこれはメーカーの算出した計算値なので、全てのユーザーにあてはまるはずもなく、ある程度マユツバものとして考えなければならないと思います。

機能として給湯(当たり前)、風呂の追い炊きができれば我が家では充分だと思っていたので、結局従来型でもエコジョーズでもどっちでも良いやという感じでした。初期費用を抑えたい僕らとしては従来型に落ち着くところでしたが、厳正なる審査の結果、リンナイのエコジョーズにしました。選んだポイントはぶっちゃけただ一つ。給湯器本体の色です。

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新築の戸建住宅だと給湯器は風呂に隣接した外壁に直接つけるか、あるいはその下の地面に設置するかという感じだと思います。そこで問題にしたいのが、給湯器の色。外観として、給湯器がドデンと構えてしまうことになるので、せっかく自分たちの気に入った外壁を採用できたとしても、マッチしなければなんだか残念な気持ちになってしまいます。給湯器って何故か大概オフホワイトやクリーム色といった淡い色しかないのです。家電みたいにカラーやデザインををたくさん選べるようにしたら良いと思うのですが。

で、リンナイのエコジョーズに話を戻すと、珍しくシャンパンメタリックというカラーになります。デザインもリンナイのエンブレムがシルバーになっていたりして他の給湯器に比べて少しだけカッコいい(主観)。しかもグッドデザイン賞受賞(注記:前年度モデル)。グッドデザイン賞なる響きに弱い僕は、それだけでコイツにする価値があるような気がしたのです。あとはどのように我が家に導入するかということ。

依頼しているビルダーさんでは、給湯器に関してはこれまでほぼ全ての施主が自ら支給しているとのこと。どちらかというと地域密着型の施工会社なので、給湯器を始めとした住宅設備を安く仕入れるルートがそれ程無いのだと思います。そのため、施主支給という形をとったほうが安くなるのでしょう。

ただし、給湯器を施主支給する際に気をつけなければならないのが、工事の有無。設置は施工会社の方で手配してくれるのか、それとも設置までを施主が手配するのか、ということです。Webで安く売っているサイトを検索しても、その価格が設置工事付きなのか、工事は別途料金が発生するのかということまで良く調べないと、せっかく施主支給で安く手に入れようとしたのに工事で別途料金を取られてしまうということもありえます。

幸い、僕らのビルダーさんは「ブツ」さえ用意してくれれば設置は手配してくれるとのことだったので、Web通販会社数社に相見積もりを取り、とにかく本体価格+配送で一番安くしてくれる会社を選びました。おかげで、購入時期的には一番安く手に入ったと思います。施工会社手配の設置なので信頼もできそうですし、当然メンテナンスも施工会社を通してお願いできます。

なんだか施主支給の話というより給湯器という住宅設備の話になってしまいました。長くなったのでまた次回、「トイレ」、「水洗金物」、「タイル」等、施主支給した住宅設備のお話をします。

面白くもなんとも無いですが、これ、家作り体験談みたいな備忘録的ブログなもんで。

鎌倉の自邸:施主支給について(その1)

12月某日、家を建てるにあたって、設備や建材といったアイテムを、施主が直接、自分で購入、手配をして、工務店になど施工会社に支給・施工することを「施主支給」や「オーナー支給」などと言います。

メリットは、中間マージンが発生しないために上手く利用すれば安くできること。また、依頼している施工会社では扱いのないアイテムももしかしたら採用できる可能性があること。

でもいいことばかりでは当然なく、搬入まで(場合によっては施工してくれる人まで)自分たちで手配しなくてはいけません。つまり、メリットを享受したければ、手間暇を惜しんでいてはいけないのです。

また、不良品をつかまされたら自分で返品・交換処理をしなければならないし、そもそもその製品の保証を施工会社には求められなくなることも念頭に入れておくべきことです。

さて、我が家の場合、最初の見積りの段階からコストダウンを図るべくいくたもの施主支給を実行しました。理解のあるビルダーだったところも大きいですが。

中でも大変だったのが外壁のウエスタンレッドシダーです。以前にも書きましたが、何しろ物量も価格も大きいので神経使いました。普通はなかなか外壁まで施主支給にはしないようです。

見積りを抑えるために、ビルダーからは杉の外壁を提案されましたが、前に同じビルダーで建てた人の家を見せてもらった時に、レッドシダーの雰囲気がとてもよく、せっかくなら使いたかったのです。そうしたら運良くその人にレッドシダー専門店を教えてもらい、安く良いものが仕入れられました。

無塗装のまま使っているので、たぶん太陽や風、雨や雪にさらされ、いずれ良い感じにエイジングされてくれることを期待します。

家の作りの大部分を占めるのが「木材」なので、材木屋さんの知り合いがいる、安く仕入れられるルートを持ってるなんて人は、外壁等の大物の施主支給にチャレンジするのも良いかもしれません。ただ、我が家の場合困ったことに、モノが長くて量も多いため、家の前まで配送のトラックが入って来られませんでした(家の前まで入れるのは2tのショートまで)。だから我が家の土地の立地条件で外壁を施主支給するのは結構酔狂な感じでした。購入先のレッドシダー専門店の担当者さんも、配送会社の人も、そしてビルダーさん達にもかなりの苦労をかけ、またそれによって僕らもかなり気を遣ってしまったことは否めません。そういった苦労があるから、また良かったと思えるのですが。

とにかく、こういうものは、家の敷地内での受け渡しが基本らしいので、自分の敷地まで4tクラスのトラックが入れる人はぜひ。

次回は施主支給の王道である「給湯器」、「トイレ」、「水洗金物」、「タイル」です。

鎌倉の自邸:ビボスのオイルフィニッシュとキッチン周り

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12月某日、床の仕上げをビボスで行いました。少し赤みがかかった、しっとりした雰囲気の(ベタベタはしません)フローリングの完成です。

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こちらはアイランドキッチン。やや写真が荒いですが、メキシコ製の陶器シンクに御影石の天板、TOTOのニューウェーブシリーズの水栓がつきました。もう水は出ます。

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ガスコンロも壁際につきました。その上には作ってもらった巨大なレンジフードがあります。ブリキのロボットみたいで少しカッコいい。

床と玄関のテラコッタタイルは一部を除いて(物入れなど)、1回目のオイルフィニッシュ仕上げが終了しています。また23日の祝日に2回目の塗りをやっていない部分の仕上げをやる予定。何だかずっとしばらく休日返上。でもあと少し。

五鉄:江ノ電長谷駅前のラーメン店

12月某日、長谷駅前のビルにあるラーメン屋さん。昔はスナックでした的な内装ですが、野菜がたくさん入ったしっかりしたラーメンを出してくれます。家の内装作業をやっているときは、昼食時にかなりお世話になりました。

噂によるとトマトラーメンが絶品らしい。

麺屋五鉄
神奈川県鎌倉市長谷2-14 江ノ電長谷ビル 2F
営業時間 11:30〜22:00(定休日:水)

鎌倉の自邸:ドイツの自然塗料「リボス」のオイルでオイルフィニッシュ

12月某日、さて、建物の完了検査も無事に終わり、あとは引き渡しを待つばかりなのですが、その前に無垢の杉フローリングや造作家具などにオイルを塗布することになりました。

オイルを使ってフィニッシュ(仕上げる)する事を「オイルフィニッシュ」といい、塗装してもその木材の表面には殆ど塗膜を作らず、木の内部の組織に浸透してゆく塗装方法になります。今回我々が数ある「自然塗料」の中からチョイスしたのはドイツのリボス社のオイルです。やや贅沢品ですが、せっかくの無垢フローリングですから、永く使用して味わいのある家に仕上げたいので奮発しました。

リボスやオスモカラーといった塗料を扱う専門店のHPからオーダーし、今日現場へ届きました。リボスのオイルも色々種類がありますが、我々の家の床は杉(針葉樹)なので1回目にメルドスハードオイル、2回目にビボス(オイルワックス)を塗ります。広葉樹を使用したフローリングにはアルドボスというオイルを塗るようです。

今日は床に1回目のメルドス塗布作業をしました。コテバケを使用して床全体に薄く塗布して、ウェスで余分なオイルを拭いた後、24時間置きます。つまり明日まで乾かして、ビボスでフィニッシュ作業をします。

また、家具は直接ビボスでフィニッシュします。玄関のテラコッタタイルにもビボスの含有成分がアマニ油であることから使用できるとのこと。玄関扉も早くオイルを塗りたいし、まだまだ入居までにやらねばならない作業はあるのです。明日はちゃんと現状の写真でも撮りながら作業の様子を詳細にアップします(予定)。

続く。