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3月某日、まだ朝の気配を見せない4時ごろにモソモソとベッドから這い出て半分寝ぼけながらトイレへ。用を足した後はもちろん流して再びベッドへ戻った記憶が朧げにあることは確かだ。
夜が明けて妻が起き出し、遅れて僕も出勤に向けてダラダラと起床、そのままシャワーを浴びて出たところでそろそろ妻が出かける時間になったようだ。
「トイレの水が何だか白く濁っているんだけど、どうしたんだろう」と妻。
夜中はちゃんと流したはずだし、そもそも通常白くはならないはずだけど、思い当たる節があるとすれば前日の午前中に受けた健康診断かも知れないことに気づく。
「バリウムかも…」
下剤が良く効く体質なので、健診後の午後イチには会社のトイレで出し切ったつもりでいたのだけれど、僕の胃腸の中にはしぶとい残骸があったのかも知れない。
とりあえず手桶で水を溢れない程度に増やして2回くらいトイレを流す。なんとなく透明に戻った気がしたし、すでに会社へ行く時間が近づいていたので出かける支度をして鎌倉駅へ向かう。
お昼頃、家へ戻った妻からメッセージが入り、何でもまだすごく白く水が濁っているらしい。タライに4、5杯のお水とトイレ用ブラシを駆使してようやく綺麗になったとの事。いやいや、悪気は無いものの妻には申し訳ない事をした。次回の健診後の自宅トイレには気をつけよう。
バリウム恐るべし。
3月某日、今日は我が社の代表取締役会長、つまりオーナーが遠路はるばる上京しあそばれるという事で、某老舗フレンチレストランもしくは洋食屋さんとカテゴライズされるであろうオーナーが懇意にしているお店で会社の若手スタッフを連れてディナーフルコース。後期高齢者とは思えぬオーナーのバイタリティに当社スタッフ一同圧倒される。
若手の彼らが少しでもこの老オーナーのあるようでないような、いや実は隠されているであろう含蓄の中に何かを見出すことがあれば儲け物である。オーナーも意図していない若手との遭遇に一瞬ひるむ様子を見せるも、歳の差半世紀以上のジェネレーションギャップをものの見事に逆手にとるような、昭和の語り部を自ら担う一席に、一同中々の満足感があるひと時となった。
何より好ましいのは、オーナーにクソジジイ感があまりない事だと思う。とは言え、まぁ尊敬するか憎悪の対象になるかの瀬戸際ではあろうユニークなキャラクターの爺さんではある。
ちょっともう山手線を経由して鎌倉へ帰るのが億劫なので、代官山駅から横浜へ向かう。汗が止まらん。昔から汗っかきなので、一旦汗がタラリとしようものなら、環境が変わらない限り延々と汗が出続けるのだ。今夜は横浜まで右頬から左頬まで首筋に沿って半月状に湧き水が出て、それと共存しながら帰路に着くのだ。あぁ汗が止まらん。耳の後ろとかびしょびしょだけど大丈夫かな。
オーナーも当社の社長もなかなか頑固で偏屈なところがあり(僕に言われたくはないだろうけど)、最近は友好的にコミュニケーションが取れる場面が多いものの、そもそも僕自身の性根が悪いのか、現場のトップなのにも関わらず上長もスタッフも何一つ信頼できない状況が続いていて、メンタル不調を心配されるのだが、実はそこまで真面目な人間でもなく何となく管理職を演じているだけなんだ。で、たぶんそれが原因での心の病にも罹患しえないだろう。
この経営陣が本当に好きじゃなかった。でも今はどこから目線だというご指摘には完全無視を貫きつつ、仕方ないから百歩譲って付き合ってやるという立ち位置に自らを置くケースが多くなってきたと思う。これが大人になるという事なのであればそうだろうし、言い換えればそれは体制に迎合しているとの誹りをうけるのかも知れない。
幸いなことに、結構な頻度でそこそこ優秀な人材かと周囲に勘違いされるのだが、それは俺って中々出来るだろうという自分を一生懸命演出しているだけで、本当は、どうでもいいとか、面倒くさいが常に思考の先頭をひた走る、そんな人格なのは百も承知している。
それでも絶妙なバランスをとりながら齢を重ねて行っているのだ。
2月某日、三連休の初日、妻は所用で都内へ出かけており、また雨が降り続いているためAino(トイプードル・6歳)を留守番させて一人追浜へ。
なかなか久しぶりに「とんかつ勝追浜本店」を訪れて、数量限定厚切りロースかつにありつく。他の揚げ物に比べ長く待つことになる(15分程度)が、平牧三元豚を余すことなく味わえる厚切りロースは少々並んでも席で注文して待ってでも食べるべき逸品。
おすすめは岩塩を衣ではなく身の部分にかけて、そのまま舌へ乗せて食べる感じ。
衣ザクザク、かつは甘味たっぷりジューシーで、幸せ感この上ないひと時を過ごせるでしょう。
2月某日、珍しく妻と休みが揃った日曜日、一年半ぶりのAGATA@大磯へ。
看板メニューのAGATAうどん大盛りにちくわ天もトッピングしてのわんぱくランチです。ツルツルのうどんとさっぱりした出汁、そしていりこたっぷりの濃いめつけ汁は、変わりない美味しさ。
大磯だから空いていれば鎌倉からクルマですぐに着くし、毎週でも食べたくなる名店。
1月某日、大晦日からちょうど1ヶ月。
だいぶ伸びてきたなぁ。
12月某日、今年ももう終わり。来年も健やかにいい年でありますよう。
12月某日、いつものように会社で仕事をしていると、妻とAino(トイプードル・6歳)からデートの報告。
楽しそうねー。