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12月某日、しばらくAinoを走り回らせてあげられなかったので、湘南国際村の先にある【アーセンプレイス子安の里】へワンオペドライブで向かう。
ぼくはハンドドリップコーヒーを注文して、小一時間Ainoを野に放つことにした。あいにく相模湾沿岸には強風注意報が出ていて、かなり強くて冷たい風が吹いていたけれど、小型犬エリアで楽しそうに走り回る犬たちを見ながらゆっくりとコーヒーをいただきました。
今日はぐっすりと眠れるね。
12月某日、江ノ電の鎌倉高校前駅脇の踏切近くに、防犯カメラを設置、運用開始したとのニュースが配信される。
アニメ「スラムダンク」のオープニングで有名なこの踏切は、海沿いを走る江ノ電の鎌倉高校前駅のすぐ脇にあり、線路に沿って通る国道134号線から線路を挟んだ反対側の山側の住宅街方面へ渡るための踏切。もうずいぶんと前から人気アニメの影響で「聖地化」されているようで、国道をクルマで通るたびに国内外の沢山の観光客(ファン)で埋め尽くされている(比喩ではなく本当に人で溢れかえっている)のを見かける。
人が多いという事は、中にはマナーの悪い人もいるわけで、車道を占拠するような写真撮影を行っていたり、放置されたゴミが散乱していたり、私有地に勝手に入ったりといった光景が日常化されていて、近隣にお住いの方々はさぞかし辟易されているのだろうと容易に察しが付く。
カメラを設置したということは、もちろん常時動画で記録するということになると思うけれど、果たしてそれがどれだけの迷惑行為や犯罪行為の抑止力になるのかがいささか疑問であると感じる。今年からガードマンが二人体制で警備するようになったみたいだけど、訪日外国人も含めてちゃんと理解できるようなルール作りや、たとえば撮影可能エリアの確保と誘導のようなものが必要なのではないかと思う次第。
ところで僕にとっての「聖地」ってどこだろう。やっぱり阪神甲子園球場かなぁ。
12月某日、真鶴で地魚にありつけなかった僕らは少しだけ地元方面へとジムニーシエラを駆って、小田原で昼食をいただくことにした。ダメで元々、早川の【漁港の駅 TOTOCO小田原】へ寄るも、想像以上の行列を目の当たりにして、お手洗いだけ済ませてとっとと退散。小田原城の方に妻が以前からチェックしていた、築90年ものの古民家を改装したカフェ【nico cafe】へと向かう。
外観も店内も「和」と「アート」がバランスよくまとめられており、オーナーのセンスが光る素敵な空間。事前情報によると鳥の唐揚げがとても美味しいらしく、カレーとかもランチメニューにあったけれど二人とも迷わず「元祖サクサク梅酢唐揚げご飯」なるランチプレートを注文する。
小田原名物の梅干を漬け込む際の「梅酢」を唐揚げの下味に加えているとのことで、メニュー名に違わずサクサクの衣とほんのりとした梅の香りと酸味がアクセントになり、確かにとても美味しい。玄米ご飯や季節の野菜、優しい味付けの味噌汁もついてボリュームたっぷり満足の休日ランチになった。
今年も残すところあとわずかとなり、会社の忘年会やら友人との忘年会やらといった毎年恒例の飲み会シーズン突入となるため、こんな感じの「体に優しいごはん」は素直にうれしいなぁ。
12月某日、ジムニーシエラに妻と愛犬を乗せて小田原の先、真鶴へ向かう。相模湾へひょっこりと突き出た真鶴半島は急傾斜で坂道が多く、漁港の町らしい素朴な街並みがぐるっと半島を一周する道沿いに点在している。今回真鶴を目的地にした理由は、コロナ過で地元の人や観光客に惜しまれながら閉館した旅館をリノベーションして、昨年末にオープンした宿泊施設【HOTEL FARO manazuru】の視察。1室だけ犬と泊まれる客室があるらしく、良さそうな宿であればいつか逗留しても良いかと思っていたのです。
ちょうどチェックアウトの時間が過ぎたお昼前にホテルに到着し、掃除をされていた従業員の方に声をかけたところ、厚かましくも犬と泊まれる部屋を見せていただけることになり、思いがけないホスピタリティの良さにとても嬉しい気持ちになった。お部屋は相模湾に面した大きな窓から海を眺めることができ、こじんまりとしながらも「非日常」が十分に満喫できそうな素敵な空間。今度はゆっくり泊まりにきてみたいと思ったのでありました。
その後、ちょうどお昼時になったので真鶴の新鮮な魚料理にありつこうと、地元で人気の【うに清】をのぞいてみたところ、予約で一杯で入れず。残念。真鶴を甘く見ていた。もう一軒チェックしていた飲食店も相当な行列ができており、潔く諦めて小田原方面へとクルマで戻ることにする。
真鶴の地魚はまた次の機会に。
12月某日、40年来の幼馴染と外苑前の馴染みのお店でお酒を飲む。つまりは2人でささやかな忘年会。かれこれ20年以上前から、2人で旅行へ行こうと飲むたびに話をしているけれど、まだ一回も実現していないことに対してまずは反省する。とにかく、なにを2人でしたいか、飲むなら美味しいお酒を、食べるなら美味しい食事を一晩満喫するようなプランを立てないことにはいつまでたっても実現できない2人なので、とりあえずのところは来年3月のどこかでどこかに何かをしに旅に出ようというふわっとした着地点に不時着した。日程だけは何となく決めたので、たぶん彼と2人で旅行に行くことになるだろう。
果たして何処へ行って何をするのか乞うご期待。
12月某日、突如としてSNSやゲーム事業を手がけるMIXIが招待制のテキストSNS「mixi2」を公開したとのニュースが巷をにぎわす。「mixi2」はブログのようなスタイルであった初代「mixi」のバージョンアップというよりは、X(旧Twitter)のような短文テキストベースのタイムライン形式になるみたい。しかも、おすすめをランダムに表示するような昨今のSNSとは異なり、フォローしているアカウントの投稿を時系列で表示するというのが訴求ポイントのようだ。「足跡」もつけたければつける、という機能もあるようで、初代mixiらしさも垣間見れる仕様は、往年のmixiユーザーも懐かしさを感じるに違いない。あとはまったく興味をそそられず邪魔なだけの広告や、いわゆるインプレゾンビが駆逐できるような仕組みが用意できればなおよい。国産SNSとして、昨今のSNSの使い勝手に不満を感じている人の受け皿になり、mixi人気が復活するような展開があれば面白いね。
とはいえもちろん、ぼくは「様子見」を決め込むだろう。
「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」に続けて、天才科学者・真賀田四季の視点から主に描かれる4部作を読み終えました。中盤ではこれまでのシリーズの伏線や同じエピソードでも主体が変わるとまた違った印象になるところが面白い。6歳において数学と物理をマスターし超一流のエンジニアになり、13歳においてはプリンストン大学でマスタの称号を得つつ、MITで博士号も取得するほどの知性とはもはや想像を超えている。すべてを一瞬にして理解し、把握し、思考する能力ってどんな感じなのだろう。真賀田博士の脳内処理の描写が現実を離れて精神世界に突入するかのように表現されているので、憧れ以上に恐怖、畏怖を感じる印象として、ぼくの中にもずっとこのまま残り続けるだろう。果たして四季は生きているのか、すでにこの世に存在しないのかという論点ではなく、確かに彼女が存在し、様々な命題に対してどのような答えを彼女は出したのか、という点が読者の解釈に委ねられるようで、非常に読み応えのある作品と言えるでしょう。
もう少し、著者の作品を読み進めようと思います。次は「Gシリーズ」へ突入。