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  • 【GRAPEREPUBLICINC. VINERIA SALONE】初訪問

    2月某日、残業と休日出勤が続いていて、なかなかゆっくりと食事ができていない日々を癒すため、鎌倉の小町通りから脇へ入ったところに2024年にOPENした【GRAPEREPUBLICINC. VINERIA SALONE】を予約し、妻とディナーを楽しんできました。横浜などにレストランを展開しているSALONEグループが山形県南陽市にワイナリーを運営していて、そこのワインに合う料理を提供するVINERIA(ヴィネリア)スタイルのカジュアルなイタリアンという位置づけ、のようです。

    コースもあり、90分間自社醸造のワインを飲み放題で楽しめるプランもありますが、初めて入ったレストランなので、まずはアラカルトで前菜を3品、パスタを一皿、メインの肉料理を一皿オーダーし、それに合わせるおすすめのワインをセレクトしてもらうことに。

    トマトと自家製酵母パンのクロスティーニ

    最初に出てきた「トマトと自家製酵母パンのクロスティーニ」とハウスワイン・白の組み合わせは瑞々しいトマトの甘味・酸味とワインとのバランスが良く、白ワインがあまり好きではない僕もすいすいと飲める非常にすっきりとした味わい。

    メークインとローズマリーのガリガリロースト
    鮪テールの地中海風オーブン焼き

    続けて出てきた「メークインとローズマリーのガリガリロースト」、「鮪テールの地中海風オーブン焼き」には同じくハウスワインのロゼを合わせる。これもいい意味で「ワインらしさ」が無くどちらかというとほんのりアルコールの入ったジュースのような飲み口で、テーブルワインとしてごくごく飲めるようなグラスだと思います。

    パスタ世界チャンピオン監修のラザニア

    メインディッシュとの間に挟んだ「パスタ世界チャンピオン監修のラザニア」は優しい口当たりで、それに合わせた赤ワインも軽い味わいのもの。どうやらそもそもこのワイナリーが生産するワインがあっさりとした仕上がりなので、このレストランで提供する料理もそれに合わせてマイルドな味付けにしているようです。これはこれでバランスが取れていて良いし、沢山食べてしまっても、翌日胃がもたれてしまうようなことも無いでしょう。

    ハンガリー産マグレドカナールのロースト ペヴェラーダソース

    メインの「ハンガリー産マグレドカナールのロースト ペヴェラーダソース」(鴨肉)にはもうすこししっかりとした赤ワインを別にオーダーしたところ、ある程度飲みごたえもあって僕はこれが一番美味しいと思いました。日本のワイナリーのレベルって本当に高いと思う。

    レストランにはテラス席もあるので、もう少し暖かくなってきたら陽の当たるランチタイムに来てみても良いかな。全体としてかなり淡白な料理とワインなので、年配の方も楽しめるレストランだと思います。ただ、僕らはもう少しだけしっかりとした味付けの方が正直好みだし、そうすると合わせたいワインもある程度主張があるものになるとも言えるので、じっくりと料理とワインを楽しみたいときというよりは、みんなでワイワイとがぶ飲みしたいときなどには利用したいお店かもしれません。飲み放題にしてね。

    そういえば横浜のSALONE2007にも未だ行った事がないので、今度はSALONEグループの真髄を感じるべく、本格的なリストランテの料理とワインを楽しみに行ってみたい。

  • 「村岡新駅(仮称)」と深沢地区の開発にお金がかかる

    1月某日、神奈川県と藤沢・鎌倉両市、JR東日本の4者がいよいよ「村岡新駅(仮称)」の本格的な工事に着手したらしい。地元の人や利害関係者以外は「村岡新駅」って何ソレ、という方が多いと思うのですが、JR東日本管内の東海道線の駅としては熱海駅以来100年ぶりの新駅開業という、なかなかインパクトのある話題。大船駅と藤沢駅の間(やや藤沢寄り)にその昔貨物駅があって、地元の人ならわかる(地元の人しか知らない)TSUTAYAがある辺りなのですが、そこに新しい駅作っちゃいますよ、ついでに駅周辺の再開発もやりますよ、というプロジェクトです。

    住所としては藤沢市なので、鎌倉市は関係ないだろ、と思うのですが、ちょうど市の境にあたるエリアで、柏尾川を挟んだ対岸の鎌倉市側は「旧国鉄清算事業団用地およびJR鎌倉総合車両センター跡地」という長ったらしい名称の、早い話が「広大な空き地」が広がってます。もったいないから一部を「みんなの鳩サブレースタジアム」というサッカーをはじめとしたスポーツ全般で使える人工芝のグラウンドを暫定で営業していたくらい(昨年11月24日に営業終了)。

    鎌倉市ときたら、市役所本庁舎や消防本部・消防署をこの深沢空き地エリアに移転させ、さらにはスポーツ施設、商業施設、都市型住宅等を整備するビッグな計画をしていて、どさくさ紛れに近接駅ではあるもののあくまで隣の市にできる新駅の費用まで予算として計上している感じ。具体的には、新駅にかかる費用が総工費159億円と見積もられていて、県が30%、JR東日本が15%を負担し、残りの27.5%ずつを鎌倉、藤沢の両市が負担するらしいので、鎌倉市は隣の市の駅のために約44億円も拠出することになるようで、そりゃ一部を除いて市民の理解を余り得られそうにないような案件ではなかろうか。例によって予算の見積りも甘いかも知れないし。

    また、昨年末の東洋経済の配信記事で詳しく取り上げられているが、この新駅設置で誰が一番得をするかというと、近くにある「湘南アイパーク」に絡んでいる武田薬品や三菱商事なわけで、「企業に儲けさせるために市の予算を投入するのはおかしい」となるのです。そりゃそうだ。メリットを享受するのであれば対価を支払え、とトランプも言うでしょうね。

    ついでに、鎌倉市役所を新駅が出来たとてそれほど利便性が良いとは言えない深沢に移転するのも莫大な費用がかかる上に、移転すべき根拠もいまいちで、移転推進・反対で真っ二つに分かれていて計画がちっとも前に進んでいない状況のようです。僕は今のところ市長の説明が不足しており、まだまだ納得感が無いので移転の必要ないのでは?という意見。ちなみに村岡新駅ができた場合、僕個人が享受できる利点としては、うーん、そうだなぁ、大船よりも少し自宅に近いので、横須賀線が運休したり鎌倉までの終電を逃したり、もしくは大船乗り換えせずに乗り過ごした時などに少しだけ帰路が楽になるくらいでしょうか。

    なんだか「見切り発車」で新駅の着工を開始した予感がしないでもない。

  • 由比ヶ浜東端に「新漁港」の整備着手へ

    1月某日、昨年あたりからちらほらと話題になっていた鎌倉の「新漁港」整備に市が着手するニュースが改めて配信される。

    鎌倉に新しい漁港が出来るってよ

    漁具の倉庫や作業スペース、船揚場などを整えつつ、規模は最小限に留める「漁業支援施設」という位置づけらしい。場所は由比ヶ浜東端の坂ノ下地区にある鎌倉海浜公園の海側あたり。坂ノ下や材木座の漁業従事者は船を留置する港や桟橋が無く、漁に出るたびに砂浜から海へ台車を使って船を出している。もちろん漁から帰ってきたときは逆の手順で砂浜へ船を片付けていて、インサイドで掘れた波が炸裂する時などは危ないだろうなと思っていた。さらに波打ち際で遊ぶ海水浴客やサーファーとの接触リスクもあるだろうし。

    2031年度の完成を見込んでいるようで、漁業従事者の70年来の悲願でもあるようだし、鎌倉の水産業がさらに発展すると良いなと思っています。

    ただ1点懸念しているのは、湾の中に防波堤と施設を建設することにより、潮の流れが大きく変わって今よりもさらにビーチの砂が無くなってしまうこと、か。聞くところによると、稲村ケ崎や七里ヶ浜などでは昔はもっと砂が多くて、夏の間は海水浴場として海の家が立つほどだったのに、どんどん浸食されて今のようにほとんど砂浜が無いような状態になってしまったらしい。由比ヶ浜の「浜」が将来にわたって持続できるような計画だと良いなぁと思う次第です。

    個人的なわがままを追加するならば、坂ノ下はうねりが入ればとても楽しいエリアなので、サーフィン可能な環境としても持続してほしいな、と。

  • 冬のビーチ

    1月某日、海はとても穏やかで、遊びに来ている人もまばら。人がいないとゴミも少なく、寄せては返す波を見ているだけで気持ちが良い。

    ゆるいオフショアのビーチ

    ぼくは賑やかな夏の海よりも、こうした静かで穏やかな冬の海の方が好きかもしれない。肌には突き刺すような冷たい風があたるけれど、いつでも家の近く、すぐにアクセスできるところに海があるだけで幸せな気分になる。このロケーションを手に入れたい一心で都内から鎌倉へ移住してきたようなものだ。太平洋側で南岸低気圧がひとたび通過すると、位置とタイミングがよければ綺麗なうねりが入ってサーフィン日和になるのだけれど、そんな日は冬の間に何度もあるわけではなく、だいたいが風も入ってザバザバな感じになってしまう。それでも夏の強烈なオンショアに比べたらそこまできつくなることは余り無いような気がするので、天気が良ければ概ね穏やかなのんびりとした海を見られる日が続くことが多いと思う。波が無さ過ぎてサーフィンできないことも多いけどね。

    次の週末、波が無かったら久しぶりにSUPで出航しようかな。寒さで風邪をひかない程度であればきっと楽しい。

  • 仕事始めとパン

    1月某日、暦のめぐりが良く長かった年末年始のお休みが明けて、2025年の仕事始めを迎える。外構の草むしりと室内の掃除くらいで特に目立った家のメンテナンスはせず、波もあまり良くなく(大みそかは期待していたけどハズレだった)、実家を含む親戚筋への挨拶時と義妹が鎌倉へ遊びに来た時に、あらかじめ買っておいた日本酒を大量消費した以外は目立ったイベントがない休みだったような気が。

    とはいえ、久しぶりに元旦未明に鶴岡八幡宮へお詣りしたら思いのほかすいていて(午前2時くらいは規制が無かった!)、ここ数年初詣に行かないまま仕事始めを迎えてしまい、何となくモヤモヤしたまま何とか松の内の間にお詣りに行っていたことを思えば、清々しい気持ちで正月を乗り切って社会復帰した1年のスタートになったとも言える。

    近所に昨年オープンしたパン屋さんがあって、とても美味しいので店名は明かさない(とはいえすでに人気店)けれど、そのお店が4日から営業開始していたので、我が家の最近の定番であるトーストと、初めてのクロワッサン、バゲットを購入しました。クロワッサンはパリパリの表面としっとりした内部のバランスが絶妙で、コーヒーとの相性も抜群に良い。

    至高のバゲット

    バゲットは休みの間に消費漏れしたので、切って冷凍庫に入れるついでに端をつまみ食いしてみたところ、本場のバゲットみたいにしっかりと固く(気を抜くと口を切るくらい)焼きあがっていて、そのままでもガーリックすり込んで焼いても、はたまたスープに浸して食べても絶対美味しいやつだった。バゲットから次回の献立を考えても良いな。

    近所に美味しいパン屋があると、住環境としての幸福度は上がるよね。毎日美味しいパンが食べられるよう、今年も一生懸命働かないと。

  • SOMETHING’S COFFEEHOUSE

    1月某日、Ainoと共に極楽寺の【SOMETHING’S COFFEEHOUSE】へ。坂ノ下から一つ小さな山を越えると極楽寺エリアとなり、海沿いの長谷・坂ノ下エリアからはまた異なる趣の集落が広がります。

    カプチーノ(ダブルショット)

    ここのカプチーノはとても美味しく、今日はさらに少しパンチを加えようとエスプレッソをダブルにしてもらう。

    グリルドサンド

    お散歩で小腹が減ったので、グリルドサンドもオーダー。コンビーフ、チーズ、マーマレードがトーストと絡み合う甘味と塩味が堪らない。ちなみに以前食べたナポリタンもやたらと美味しい。

    また今年も、Ainoとお散歩がてら頻繁にお世話になるでしょう。

  • 正月の朝食事情

    1月某日、前夜に深酒しがちな正月休みの朝は、コーヒーと共にちょっと特別な羊羹でおめでたさを醸し出す。

    フルーツやらナッツやら

    まるでどこかのメゾンのケーキのような羊羹は、妻がお正月用に取り寄せていた一品。半分の酔いと半分の微睡で1日が過ぎていくのでした。

  • 恭賀新春

    1月某日、恭しく新春をお祝い申し上げます。4回目の年男となる今年は、身体のケアについて少しずつ気にしながら、オンオフ共に充実した一年にしたいと思っています。

    夜更けに初詣

    大晦日に都内の実家で紅白歌合戦を観て、終夜運転の電車を乗り継ぎ午前1時半頃に鎌倉へ戻ってきた僕らは、そのまま鶴岡八幡宮へ新年のお詣りを済ませ、お札やお守りを買い求めておみくじをひきました。今年のみくじは「末吉」ということで、謙虚に過ごさねばならぬようです。確かに人間、どんなに歳を重ねても謙虚さが大切よ、と肝に銘じて明け方前に家へ帰ってきました。

  • 大晦日

    12月某日、日本語で大晦日と呼ばれる2024年の最終日。英語では “New Year’s Eve”、フランス語では “Réveillon du Nouvel An”、フィンランド語では “Uudenvuodenaatto” となり、どれも意味合いとしては新しい年のイブ的なもののよう。

    電線が無ければなおよし

    夕方から都内の実家へ行く(Ainoはお留守番)ため、昼前から長めのお散歩。目的地は川向こうの材木座のコーヒースタンドへ。小一時間歩いてコーヒー飲んで、また小一時間かけて家へ戻ってご飯をあげたので、きっと満足してゆっくりと眠ってくれるに違いない。

    今夜は実家でワインでも飲みながら紅白観て、夜中に終夜運転の横須賀線で鎌倉へ戻って初詣を行う予定。季節外れの暖かさでちょっと拍子抜けしているけど、夜中は寒いかも知れないのでダウンを着て行こう。