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4月某日、山に囲まれている鎌倉は、テレビだけではなく携帯電話も難受信地域が多いです。我が家もdocomoはまあまあつながるものの、auとsoftbankはアウト。自宅の電話をまだ購入しておらず、夫婦共にauユーザーなのでこれはマズいと上の写真のauレピーターを設置(無料)していました。
でもこれは屋外の電波が良好な場合に、それを建物内部へ引き込んで増幅してくれる機械なのです。屋外の電波状況が芳しくない場合は余り改善は望めません。我が家の場合はあるだけまし、といった感じ。
そこで小型携帯電話基地局を入れることを検討していました。
こいつがその基地局になるauフェムトセルというもの。ブロードバンド回線(今のところauひかり、またはADSL oneのインターネット契約をしているユーザーのみ)と接続し、その回線を経由して、au電話サービスが利用できるシロモノです。今日ようやく届き、クローゼットの上部棚に設置。
我が家は劇的に携帯電話のつながる家へと変貌を遂げました。auだけですが。
4月某日、人類が核兵器を捨てるためには、あと1回だけ核兵器を使う必要がある。
そんな感じの言葉を昔、なんかの本で読んだ。核兵器と原発、同じ原子力というエネルギーを使う技術だが、それを軍事利用に使うか、それとも平和利用に使うかで全く性格は違うもの。だけどそのフレーズがなぜか頭をよぎった。今回身にしみたことは、原子力は一度暴走したら人間の力では制御できないということ。
この半世紀、原子力を1つの軸に戦後の復興から経済発展してきた面があるようだ。いわば国策だったのだけれど、今回の震災からの復興を同じプロセスで考えていたら、原発は無くならないだろうとも思う。
仮に無くしたいと思っても、原発を廃炉にするのは通常でもすごく時間がかかるようだ。今回のように事故でも起こそうものなら、それこそ100年かかるかもという声もある。「気をつけろ原発は急に止まれない」のである。だから、「原発の今後の在り方についてどうすべきか」という国民の熱が消えないうちに、この事故を転機として、この後の新しい半世紀を切り開いて行かなければならないと思う。原発が必要だと思う人であってもその危険性については今更議論することも無く「現在の人間の力では制御出来ない場合もある」ってことで一致できると思う。
国策を練るのは政治家の仕事。戦後の日本のエネルギー政策=国策を転換する大きな転機になって欲しいと個人的に思うので、「段階的に原発を廃止して行きます。そのための議論を広く国民全体でしましょう」とならないのだろうか。
政治家を選ぶのは一般市民だ。選挙権があり、かつ被選挙権があるということは、責任もあるということ。ろくな候補者がいないから、とか誰に入れても一緒だ、とかいうのであれば自分が立候補するべきだし、そこまでの気概や信念、自信が持てないのであれば、自分の想いを誰かに託すという意味で立候補している人を精査すべきだろう。僕は後者なので、託せる人を探す。
4月某日、すったもんだもありましたが、本日プロ野球開幕。計画停電下でやろうもんなら、真剣にもう野球観たり応援したりするのやめようかと思っていたけれど、何だかんだ言っても今日になって楽しみが湧いてきました。そこで早い時間に退社して帰宅を急ぐ。
新居を構えた今年から地上波難視地域ということもあってケーブルTV導入。結果、プロ野球は全試合観れるという恩恵を受けることになりました。仕事がヒマだったらとっとと帰ってビールとナイターという昭和のおっさんのような生活ができるということです。
さて、開幕戦の相手はカープ。開幕が遅れた影響で、普段だったら高校野球で使用出来ないはずの甲子園開幕ということになりました。先発の「他に誰もいないし何故か負けないので暫定エースの」能見と「今やセリーグを代表するエースの」前田健太、どちらもあまりぴりっとしない感じ。特に能見なんか中盤2アウトから失点を繰り返すという最悪な展開。どちらに転ぶか(どちらかいうとカープペースだった)分からない試合運びの中、良い所で「シーズンオフに本職の野球選手としてではなく選手会会長という立場から地震の影響で男を上げた」4番の新井がタイムリー打ち、最後には代打の桧山までタイムリー打ってしまい、最終的にズルズルとタイガースに傾いたゲームでした。7回途中、ピンチで能見から久保田へ代わったので、例年通り劇場開幕か?と思ったらあっさり火消し。今年の久保田は良いかも知れません(まだ1試合)。それよりも8回に出てきた「ロッテの元エース」コバヒロが劇場型だということが分かって少し安心(?)しました。
地震以降、震災で家を失った人もたくさんいる中で「家のこと」をメインにやってるブログを更新する気持ちには、なかなかどうしてもなりませんでした。その他の話題を書こうと思い、例えば旬な話題であるエネルギー政策のこと、原発のことを書こうとすると気持ちとしては当然「反原発」や「脱原発」になるのだが、いざそれを文章にするとイデオロギーのようなものが文面からにじみ出そうで、読み手によって捉え方が変わってくるかな、という難しさがあり、そもそも書くのをためらってました。
でも、1ヶ月経ち、まだグラグラと揺れているものの野球も開幕したことだし、普段の生活が出来ているのだから再開します。
4月某日、速報: 震災以来ずっと運休が続いていた湘南新宿ラインが4月4日より復活する模様。
電力不足は解消されたわけじゃ無く、ただ単に暖かくなってきたからエアコンの需要が下がってきただけなのに、ちょっぴり調子に乗ってないかい?まあでも通勤の混雑がかなり緩和されるから良いニュースとも言えるか。
新手のエイプリルフールだったりして…
3月某日、流通の混乱で会社のプリンター用紙の在庫が危険水域に。上司に命じられ、某家電量販店へ行き、店にあるマルチペーパーを全て抑え購入し、持てない分を配送日未定のまま配送手配。
昨夜偉そうに買い占めを批判したのに早々の自己矛盾。業務命令とはいえ、なんだかなぁ。
3月某日、東北から関東にかけて、大地震と大津波が襲来した。3月11日以降、被災地はもちろんのこと、直接的な被害が少ない首都圏までが混乱を続けている。時間が経つにつれ、悲惨な被害の状況が少しずつ見えてくると同時に、原発の問題まで大きくなってしまい、もはや日本全体、いや経済のことまで視野に入れれば世界中が危機に瀕しているような状態だ。
被災地以外の人に出来ることは、とりあえず電力供給の危機に対してとにかく節電すること。鎌倉でも計画停電が行われている。我が家でもとにかく電気を点けないように心がけている。小さなことだけれど、それがきっと1分1秒でも早い被災地の復興と社会全体の平穏につながると思う。
東京に働きに出たら、計画停電の予定が無い地域でも進んで節電に取り組んでいるのが分かる。東電の電力使用予測より実際の数字がかなり低くなっていることが、一人一人の力を感じる。恐らく会社や商店の営業としては大打撃だろうけれども、節電ということに関して、いざとなれば出来るということが実証された形だと思う。また、大口の電気使用者である鉄道が極力輸送を控えているからというのも大きいのだろう。確かに通勤・通学の際に運休や間引きが多くてかなり混乱しているが、それでも被災地を思うと今の所我慢して乗り切るしかないな、というのが素直な感想だ。
しかし、同時に被災地ではない首都圏のスーパーやコンビニの棚に何も無くなってしまっている現状も考えたい。流通が滞っていることはもちろん大きな原因の1つだろう。でも同時に、過剰な(一時の)防災意識で買い占めていることは無いかい? もしも被災地にそれを送りたいというのであれば大いに結構。ただ、僕らが普通に生活するために米やパン、少量の保存食を買いたいと思っても、もはやどこにも無いのだ。ヒステリックな買い占め、買いだめは無駄な備蓄になるんじゃなかろうか。その大量に買った水や米、カップ麺は、本当に災害に遭ったとき、自分たちだけで寡占するつもりなのかい?? ガソリンを血眼になって探して入れたその車で、今すぐどこかに行く予定でもあるの? 無きゃ無いで何とかなるものもあると思うぞ。
節電の件では、今の所やれば出来る都会の人たちだからこそ、一人一人の(ほんのちょっとの)自制があれば、昨今の品薄状態がすぐに解消されると思うのだが。
カトリック信者のくせに久しく教会に行ってないけれど、たまには行って被災地に祈りを捧げつつ、自分の普段の贅沢な暮らしを少しだけ反省したい。