日: 2016年4月23日

  • フィンランド語講座:第3回目を受講。

    フィンランド語講座:第3回目を受講。

    4月某日、フィンランド語講座の第3回目。

    先週は語順をひっくり返すだけの簡単な疑問文の作り方をやりました。今週はその発展で、疑問詞で始まる疑問文から入ります。

    難しいことはなく、疑問詞を文頭において、その後に平叙文と同じ語順で主語と動詞を続ければOK。

    Missä sinä asut? あなたはどこに住んでいますか?

    Missä vessa on? お手洗いはどこですか?

    上記の “missä” は「どこに?」という場所や存在を尋ねる疑問詞。このルールでいけるのであればたぶん、疑問詞のワード数を増やせれば様々な疑問文を作れるようになるのでしょうか。

    そしていよいよフィンランド語習得への第一関門となりそうな「格」へと講義は進みます。今日はまず名詞の「内格形」、「接格形」です。

    内格:-ssa/-ssä 〜の中に、〜の中で

    “Asun Japanissa.” で「私は日本に住んでいます」になります(asua:住む)。また、先ほどの疑問詞と組み合わせた簡単な文は以下のような感じ。

    “Missä kissa on?” 猫はどこにいる(kissa:猫)?
    “Kissa on talossa.” 猫は家にいます(talo:家)。

    接格:-lla/-llä 〜の上に、〜の上で

    “Olemme nyt asemalla.” 私たちは今駅にいます(nyt:今、asema:駅)。

    駅(asema)は「中」ではなく「上」というイメージらしい。地下鉄の駅でもそのようで、”asemassa” にはならないようです。なるほど分からん。イメージはもうそんなもんだと割り切って一つ一つ覚えていくしかなさそう。

    また、答え(の予測)が “-ssa” であっても “-lla” であっても疑問詞「どこに?」は “Missä〜” だそうです。

    その後、いわゆる動詞の現在形の活用へ。辞書で語句を探す際の見出しとなる動詞の形が「不定詞」です。不定詞はすべて “-a/-ä” で終わるみたい。基本的な人称語尾はこれまでに少しやったので、語幹となる部分が分かれば “-a/-ä” をつければ「不定詞」の完成となります。

    以下の表が不定詞の最後に母音が2つあるタイプ(動詞タイプ1)の活用表となります(先頭行が辞書に載っている「不定詞」)。太字はなんとか覚えた人称語尾。

    人称/不定詞 puhua(話す) asua(住む) kysyä(尋ねる)
    minä puhun asun kysyn
    sinä puhut asut kysyt
    hän puhuu asuu kysyy
    me puhumme asumme kysymme
    te puhutte asutte kysytte
    he puhuvat asuvat kysyvät

    注意点は、3人称単数以外は所定の人称語尾をつける(3人称単数は語幹最後の母音を伸ばす)こと、母音調和に留意することくらいでしょうか。動詞の語彙を増やすのは当然のこと、ぱっと見ただけですぐに活用が出てくるくらいにならないと。そのためには辞書に載っている形である「不定詞」がきちんと抑えられてないとダメですね。

    これから春の大型連休を控え、この講座も3週間後までお休みとなります。そこで学生時代以来の宿題が課されました。

    これまでの3回の講座で習った(教科書の1課〜3課)内容に加えて、2桁(0〜99)の数詞を覚えること。

    今日は長くなったのでまた次回、宿題となっている数詞について改めて取り上げます。