街の対象年齢に気がついた37歳の初冬。

12月某日、今朝はかなり雨脚が強く、オフショアながらもスネ〜setヒザ程度という波情報を確認するだけに留めて二度寝した私です。

先週末、ドライブがてら代官山界隈へ遊びに行きました。午後になってから家を出たので多少渋滞していたこともあり薄暮到着となる。5年前までは東横線界隈に住んでいたもので、せっかく久しぶりに代官山なんぞ行くのだから昔良く回っていたお店や最近出来たお店とか回ってみよう、あわよくば何か買い物とかしちゃってみようかと意気込んでいました。

ちなみに、ここ最近波乗り絡みで色々出費をして(クルマのキャリアとかボードのフィンとか遠征グッズとか)いたので妻より買い物制限令が発令されていることは頭の片隅にはあります。

とは言っても、代官山と言えば学生の頃からお世話になっている(?)ランチやオクラ等の聖林公司系ショップがあるし、SATURDAYS SURF NYCの路面店があるみたいだし、A.P.C.とかアドレスとかヒルサイドテラスとか色々あるしー、って具合に年甲斐も無くテンション上げて上陸したわけです。

ちょうどカーディガン的なものが欲しかったので、何点か物色。でも歩いているうちにだんだんテンションが下降線を辿っていきます。なぜだろう、この違和感。

学生とか社会人になったばかりとか、要は20代の頃は気にも留めなかったけれど、お店のスタッフさんがどこへ行っても自分よりはるかに若いのですよ。もちろんこの地を訪れている人は老若男女問わない感じです。でも居心地があまり良くない。例えるならデパートの婦人服売り場にいる感じ。

たぶん、ターゲットから外れつつあるんだろうなぁ。

個々のお店どうこうではなく、街全体として対象年齢みたいなものが存在するのかも知れません。今となっては渋谷とか原宿とかは用事がない限りほとんど行くこと無いし、新宿は元々あまり好きではないのですが、いよいよ代官山とか中目黒とかもダメになってきているようです。

昔2年程暮らしていたIWGP(©石田衣良)でおなじみのあの街は最近行ってないけどどうなんだろう。銀座や丸の内あたりは対象年齢高そうだからまだまだ平気だろうけれど、中学から大学という時期に暮らしていた都立大学〜自由ヶ丘界隈がもう受け付けない雰囲気になっていたら少し寂しいなぁ、などとセンチメンタルな感情がふつふつと湧き出て来たので、洋服なんて何も買わずに一路鎌倉へ帰ったのでした。

何か欲しいものあったら、 鎌倉に無いものであれば横浜(ここでいう横浜は元町のある石川町まで広範囲ね)かテラモ(辻堂のモール)で充分かな。

ちょっと都会人気取りで蔦屋書店に立ち寄りました。ここだけは結構楽しかった。