モノの取捨選択

10月某日、物の取捨選択において僕(広義では僕ら夫婦)は、いい意味で少し変わっているのかも知れない。

これだけモノが溢れ、ついでにそれらに対する情報も溢れている世の中で、何かを選ぶ(買う)際に何を基準にするか、で性格とかが測れると思う。

例えば住居においても、家族で暮らす家ならば構成員全てに独立した部屋を用意すべく、最低でも3LDKは必要だと考える人は多いと思うし、先ずはそれありきで具体的な間取りとか設備とかを取捨選択して家を買う(借りる、造る)ことになるのが大半のケースだと思う。もちろん予算などの兼ね合いで最終的に見送ったりするものもあるでしょうけど。

ところが僕ときたら、無きゃ無いで何とかなるものは不要かも、少しくらいの不便なら厭わず、なんて意識が先に働く傾向があるようで。その代わりチョイスするものはなるべく長く使える、しかも限りある予算の中でも自分の思う上質なものを選択するのが心地よいと感じるのだ。

「これがあった方が便利だよ」などの意見は参考にするし、自分のココロに訴えるものであれば積極採用するとは思う。ただ、それは強要されるものでは無いし、批判や嘲笑の対象にもならない「こだわり」であり、「個性」なのだ。まあ根が頑固なので屈しないけど、これまで後悔も余りすることなく生きてきた。

で、何が言いたいかというと、そろそろクルマがあるのも良いなと思い始めてきたので、検討し始めてると。でも僕のことだから、「最低でも5人乗りで荷物も結構積めることが出来、快適装備や安全装備も充実、乗り心地も燃費も良く、ランニングコストが余り掛からない、アフターケアも万全で、かつ運転の不慣れな奥様でも安心なクルマ」なんてもの(そんなものあるのか?)を選ぶ基準にはしないだろうなぁ。

上記の全てを否定しているのではない。その項目があまり満たされていなくても自分自身のチョイスしたものが楽しければそれで構わないと感じるだけなので誤解のなきよう。

そんなことを言ってるけど、いまイイかも、と思っているクルマは普遍的なシンプルさをまとった上質なプロダクトだと思っているので、そうそう変ちくりんなものでは無い。

とりあえず、近いうちに試乗してみる。話はそれからだ。

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